タイ国政府は2002年に、防災・災害対策全般について責任を持つDDPMを内務省内に設置する等、防災・災害対策の強化に取り組んできた。2004年12月のスマトラ島沖地震による大津波でプーケット島などタイ南部を中心に多数の死傷者を出したことで、タイ国内の防災・災害軽減に対する関心がさらに高まった。
2006年、タイ政府は日本に対し、DDPMの防災・災害軽減担当機関としての能力向上及び地方・コミュニティにおける災害対応能力向上を目的とする技術協力プロジェクトと、学校防災教育に係る技術協力プロジェクトを要請、「防災能力向上プロジェクトフェーズ1」(2006年8月〜2008年8月)を実施し…