プロジェクト1年経過を機に、日・タイ関係者とで意見交換が行われました。

2014年4月7日

プロジェクト開始から1年以上が経過し、活動が本格化してきた中で、活動状況を確認し、今後プロジェクトが取り組むべき課題を明らかにすることを目的に、プロジェクトのタイ、日本人関係者間で意見交換会が行われました。

3月7日(金)の当日。会場となったJICAタイ事務所には、タイ側からは保健省、社会開発・人間の安全保障省、財務省、保健医療システム調査研究所(HSRI)、医療保険システム調査研究所(HISRO)、財政政策研究所(FPRI)、老年医学研究所(Institute of Geriatric Medicine)等から19名が参加。日本側は厚生労働省、三菱UFJリサーチ&コンサルティング、和歌山県庁、JICA本部の短期専門家、調査団を含む、計12名が参加しました。

会議では、昨今のタイのデモの影響でいくつかの活動に遅れは生じているものの、プロジェクト活動は概ね順調に進んでいる事が確認されました。また、将来のタイ政府への政策提言に向けて、介護人材と財政、そしてサステナビリティに関する更なる議論が必要であろうとの整理がなされました。第2回ポリシーディスカッションセミナーでは、今回の意見交換で絞られたポイントを基に、より焦点を絞った政策議論を目指したいと思います。

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日本人短期専門家らがバンコクサイトを視察(3月6日)

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日タイ会議にて。タイ側出席者が発言する様子(3月7日)