ケアマネジャーへのワークショップが開催されました。

2014年4月10日

2014年4月10日、ノンタブリ県のホテルで、ケアマネジャーを対象としたワークショップが開催されました。主な目的は、モデルサービス開始を控える各サイトのタイ人ケアマネジャー達に、プロジェクトが期待する主要な役割を再認識して貰うことです。まず保健省チャンビット事務次官補より、高齢者分野は世界的な潮流であり、ケアマネジャーが高齢者及びその家族を支援することは特に重要な仕事であるとの開会の辞が述べられ、スタートしました。

ワークショップでは、榎本チーフアドバイザーがプロジェクト活動と関係者の全体像を示し、ケアマネジャーの3つの重要な役割((1)効果測定調査の情報収集、(2)ケアマネジメント、(3)ケアプラン作成・変更)の講義が行われました。

次にチュラロンコーン大学のスティチャイ教授より、プロジェクトの効果測定調査におけるケアマネジャーの役割、調査の目的・方針、そしてスティチャイ教授が開発した「高齢者フォルダ」の取扱説明が行われました。スティチャイ教授によると、フォルダを用いることにより、ケアマネジャーは日々の業務の中で容易に情報を集めることができるとのことでした。その後、ケアマネジャーはグループに分かれてフォルダの現場適用可能性について話し合いました。挙げられた改善点は反映される予定です。

スティチャイ教授は、ケアマネジャーの最も重要な任務は、高齢者とその家族に力をつける(エンパワーする)事。そのために、政府関係者、地方事務局、現場の高齢者ボランティアを巻き込むことが、モデルサービス成功のカギである、との考えを述べ、現場業務に支障がないよう簡易に作られた高齢者フォルダを活用しながら、調査の情報収集に努めてほしい、とケアマネジャーたちにエールを送り、ワークショップは無事終了しました。

【画像】集合写真

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スティチャイ教授による高齢者フォルダの取扱説明

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グループワークの様子