新しい長期専門家が着任しました

2017年6月22日

本プロジェクトでは、2017年5月7日から新しい長期専門家の宮原麗子先生が赴任しています。
以下、ご本人からの自己紹介です。

2017年5月7日に長期専門家として着任しました宮原麗子と申します。呼吸器疾患や感染症疾患を専門とする医師として働く一方、ベトナムやガンビア(西アフリカ)などで小児保健や呼吸器感染症に関する疫学研究に携わってきました。2004年に学生時代に初めてタイ旅行をしたことが途上国での医療に興味を持ったきっかけであり、また博士課程1年目の2010年に、1ヶ月タイで実験したことが私の研究生活の始まりでした。多くの思い出があるこの地で、再び仕事ができることを嬉しく思っています。
結核に対して様々な対策が世界で講じられる中、今なお、世界で多くの人が結核で亡くなっています。タイも結核高蔓延国であり、結核を減少させるため、新たな診断技術、予防治療、より適切な対策が求められています。私たちのプロジェクトは、遺伝子解析を用いた共同研究をタイの研究者たちと進めており、先進的な技術や知見を用いて、新たな結核感染対策につなげていけるよう、尽力したいと思います。

【画像】

写真は、チェンライにあるDoi Tung Royal Villaで撮影