若手研究者に対して、講義を行いました

2017年7月18日

6月12日から16日にかけて、本プロジェクト事務所のある保健省医科学局生命科学研究所にて、本プロジェクトの長期研究員である豊岡理人博士が中心となり5日間の研修を行いました。研修内容は、ヒトの遺伝子変異情報を用いたゲノムワイド関連解析と次世代シークエンサーから得られた結核菌遺伝子変異情報の解析についてです。研修対象者は、本プロジェクトに関わる若手研究者を中心に、保健省医科学局の職員やチュラロンコン大学の学生が7名出席しました。
研修は、ゲノムワイド関連解析については本プロジェクトの豊岡博士が4日間、ゲノム情報を用いた系統樹解析の手法については本プロジェクトのカウンターパートであるマヒドン大学のPravech博士が半日間、結核菌のゲノム解析手法については保健省医科学局のAreeya博士が半日間の日程で開催されました。
講義は、座学だけではなく、実際の解析に用いられるデータを使用しての講習が提供されるなど工夫がされており、受講者はとても熱心に講義に参加していました。
今後も、本プロジェクトではタイ国研究者の研究能力の向上に貢献できるような講義を提供していくとともに、カウンターパートからも結核菌ゲノム解析の手法を習得するなど相互の研究能力向上を図っていきたいと考えております。

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