第1回合同調整委員会会議(JCC)を開催

2017年3月6日

9月29日にタイ国保健省(MOPH)の会議室において、第1回合同調整委員会(Joint Coordinating Committee:JCC)会議を開催しました。JCCはプロジェクトの意思決定機関で、カウンターパート(C/P)である先方政府の高官、JICAプロジェクトメンバー、JICA関係者、日本大使館員等、プロジェクトの主要関係者が一同に集い、活動の報告や、今後の活動計画、問題点等を話し合い、協議の上で正式な承認を得る重要な会議です。

初のJCC会議となる今回は、今後のプロジェクトの方向性・運営体制について活発な意見交換がなされ、プロジェクト目標の達成に向けてのプロジェクト成果の変更案や、C/P以外の省庁からのJCCへメンバー参加の提案がありました。

また、プロジェクト・デザイン・マトリックス(PDM:プロジェクトの計画・実施・評価を行う際に基本となるデザイン)に基づいた活動計画が討議され、今後の活動について確認しました。まずは、早期にタイ政府高官に日本の医療保険制度(コストシェアリング機構)を視察する機会を設け、長期的な保健財政の持続性や貧困層の保護、制度管理について学び、プロジェクトからの政策提言につなげることにしました。

当プロジェクトは、2015年の国連総会で決定された「持続可能な開発目標(SDGs)」に貢献するものであり、タイだけでなく他国のユニバーサルヘルスカバレッジ実施に向けた能力強化も目指し、4年間の活動を展開します。

【画像】

JCC会議

【画像】

プロジェクトのパンフレット

【画像】

プロジェクトのパンフレット