国際保健外交ワークショップをアジア諸国とともに開催しました

2017年6月6日

本プロジェクト、タイ国保健省、タイ健康促進財団(タイヘルス)とタイ国の政府系シンクタンクである国際保健政策プログラム(IHPP)は、国際保健外交のワークショップを、4月24日〜26日の3日間、タイのバンコク郊外の静かなホテルで開催しました。

この国際保健外交ワークショップは、7年前から開催されています。当初はタイの国際保健外交に関する将来を担う若手の能力開発を目的として実施されましたが、現在ではアジアの周辺国から参加者を招き、人材育成とネットワーキング、パートナシップの強化を目的とした国際的ワークショップへと進化しています。

今年は、ラオス、ベトナム、フィリピン、日本、タイから約25名が参加しました。本ワークショップは、グローバルへルスにおける最新の課題、国際会議における戦略的交渉や議論の展開、政策策定等に関する理解を深め、世界保健総会やその他国際的な場において積極的に関与できるような人材育成プログラムとして企画されています。実際のワークショップでは、ロールプレイやディスカッションなどのインタラクティブな手法を取り入れ、各国の参加者が積極的に取り組み、参加者同士の絆が深めることができました。今後はこのネットワークを活用し、ともにグローバルへルスの課題に向かって国を超えて協力してくことが期待されます。

本年、JICA及び当プロジェクトは本ワークショップに日本人のリソースパーソンを投入し、日本の経験と知見を共有し、タイ及び参加国の国際保健外交に関する若手人材育成に貢献しました。

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ワークショップの様子

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当プロジェクトチーフアドバイザーによる発表およびファシリテーション

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参加型のワークショップ

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グループ討議

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ワークショップ中に健康体操も定期的に実施しました