第2回合同調整委員会会合(JCC)を開催

2017年9月12日

2017年8月17日、タイ国保健省(MOPH)の会議室において、第2回合同調整委員会(Joint Coordinating Committee:JCC)会合を開催しました。JCCはプロジェクトの意思決定機関であり、カウンターパート(C/P)である先方政府の高官、JICAプロジェクトメンバー、JICA関係者、日本大使館員等、プロジェクトの主要関係者が一同に集い、活動の報告や、今後の活動計画、課題等を話し合い、これらについて協議の上で正式な承認を得る重要な会議です。

ピヤサコン・サコンサタヤトン保健大臣のご挨拶で開会した今回のJCC会議では、第1年次の活動実績及び成果の達成状況の報告、より機能的な運営を実施するためのプロジェクト運営体制の変更、第2年次以降に予定している活動について議論しました。

活動の進捗は、1)ヘルスコミュニケーション等UHCに係る包括的な活動、2)UHCを支える保健システム(世界保健機関(WHO)の保健制度の6つのビルディングブロックのコンセプトを活用)に関する、タイ国にとどまらない他国の能力強化も促進するための取組・活動、3)国際保健外交などグローバルヘルス、の3つの分野について報告・議論しました。第1年次では、課題毎にワーキングチームを形成するなどの協力運営体制が整い、各ワーキングチームでの活動も本格化し、プロジェクトの成果となる能力開発の活動を加速することができました。

「課題分析報告書(2017年版)」と成果・手段を体系的に記載した「アクティビティーマトリックスシート」をプロジェクト関係者と共有し、今後の活動計画も承認されました。

第2年次も、タイ国機関や国際機関とより密な連携をとることにより、大きな成果につながるよう活動を展開していきます。

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