ASEAN災害医療分野の人材育成の将来構想についても議論-第3回プロジェクト・ワーキング・グループ2会議の開催-

2017年11月9日

第2回ASEAN向け研修の翌日の2017年11月9日に、ASEAN加盟各国政府の災害医療関係者、ASEAN事務局、ASEAN防災人道支援調整センター(AHAセンター)、タイ政府関係機関、JICA、国内支援員会、プロジェクトチームの約40名からなる第3回プロジェクト・ワーキング・グループ2(PWG2)会議を開催しました。PWG2では災害医療の人材育成・能力強化のための研修の企画、運営を担当します。
第3回PWG2会議では、はじめに第2回ASEAN加盟国向け研修の報告を行い、続いて2018年5月に行われる予定の第3回研修の計画について話し合いました。話し合いに先立ち、プロジェクトチームから、第3回研修のテーマは、国外の災害現場へ派遣される医療チームの能力強化で、対象者は派遣される医療チームのメンバーと医療チームを派遣する行政官とする予定であると説明しました。その後、出席者は2つのグループに分かれて、海外に医療チームを派遣する上での課題、第3回研修で取り上げてほしい内容、想定される講師、研修対象者について、話し合いました。また、地域として目指したいと考えている、災害医療人材の能力強化を担うASEAN地域災害医療研修センター(仮称)構想の実現に向けてのビジョンやロードマップについて話し合いました。グループディスカッションから出てきたカリキュラム案などの貴重な意見を反映しつつ、PWG2会議では引き続き、将来のASEANの災害医療人材の能力強化を図るための具体案を検討していく予定です。

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集合写真

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会議の様子

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グループワークの様子

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グループワークの様子