第2回合同調整委員会開催

2019年4月1日

2019年3月29日に保健省でプロジェクト運営に関わる関係者の出席のもと第2回合同調整委員会を開催しました。これは、S-TOPプロジェクトにおける進捗を関係者にて確認することを目的として、年に二度S-TOPとカウンターパート省庁である保健省、社会開発・人間の安全保障省、国民保障医療機構が共同で開催するものです。プロジェクトにおける最高意思決定機関でもあります。

【画像】合同調整委員会会議に出席した委員

会議では2018年6月から2019年3月まで9か月間のS-TOPによる活動の進捗を確認し、4月以降のプロジェクトサイトでの活動計画が承認されました。またプーケットがパイロットサイトに追加されました。

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会議の様子

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会議の様子

メイン・パイロット・サイトの代表者より、それぞれの活動進捗について発表が行われました。サイトごとにそれぞれの地域特性、中間ケアへの関係者の理解度合いに差異があるものの、各サイトのキーパーソン(リハビリテーション医師、看護師、理学療法士等)が着実に取り組みを前進させている様子がみてとれました。

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サイト代表者による発表

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サイト代表者による発表

コンケン・サイトとスラタニ・サイトからは、タンボン(注)行政機構が運営しているデイケア・センターとの連携強化について発表があったほか、ノンタブリ・サイトでは、県下の全タンボンでのデイケア・センター設置に取り組んでいるとの発表がありました。またナコンラチャシマ・サイトでは、隣接するコンケン・サイト関係者との連携を進めるなど、自主的なサイト間連携というこれまでにない取り組みについて発表がありました。

長時間にわたる会議となりましたが、S-TOP関係機関が一丸となって課題に取り組んでいることを再認識し、途切れない医療・生活支援介護サービス作りへの勢いが感じられました。

(注)タイで最小規模の行政区分。