県政府事務所の業務環境改善の支援

2012年4月30日

2012年3月から4月にかけて

プロジェクトでは、県職員の能力研修といったソフト面の支援だけではなく、職員がより快適な環境で業務ができるための支援も行っています。

ウガンダの国内の電化率は低く、特に地方には電気の来ていない地域が広がっています。ウガンダ北部アチョリ地域には7県ありますが、そのうち4県の県政府事務所には電気が来ていません。残り3県の事務所は一応電線と繋がっているものの、頻繁に停電が発生しています。元々ウガンダ国内で電力が足りていないという理由に加え、電柱などの電力設備が弱いため、大雨等があると電柱が倒れたり、機械が故障したりして、1〜2日間電気が止まることも、北部では珍しくありません。電気がなければ、灯りがないというだけでなく、コンピュータを使った業務もできません。

こういった状況を踏まえ、プロジェクトでは今年3月から4月にかけて、二種類の方法で県事務所の電力確保を支援しました。電気が来ていない県事務所(アムル県、ヌヲヤ県、アガゴ県、ラムヲ県)には、太陽電池と蓄電池による自家発電装置。電線につながっている県事務所(グル県、キトゥグム県、パデール県)には、バッテリーによる停電時用の電力供給装置またはディーゼル発電機を設置しました。この支援により、電力が安定して得られるようになり、業務に支障が出ることが少なくなったという感謝の言葉が多く寄せられています。

今年1月に実施した業務環境調査によると、県事務所の執務環境の問題は、(1) 不安定な電力、(2)事務機器や家具の不足、(3)事務所スペースの不足、(4)通信環境の悪さ、(5)移動手段の不足−の5つに分けられます。プロジェクトでは、開発計画の策定能力の向上を成果の一つに掲げていることから、資料管理にも着目しており、書類管理や保管のための書籍棚と書類キャビネットも支援しました。

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電気が全く無い地方の県政府事務所の様子

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電気は来ていても頻繁に停電が発生

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アチョリ地域で最も進んでいるグル県政府事務所

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ヌヲヤ県の県事務所の屋根に設置された太陽電池

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片方の屋根に120ワットの太陽電池パネル8枚、合計16枚を設置して、十分な出力を確保

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アムル県の県事務所の屋上から見た太陽電池

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書籍棚の上に山積みになっている書類

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供与されたキャビネット

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整然とした執務室