メカトロ分野 在職者訓練トライアルコース開催までの歩み

2017年7月25日

プロジェクトは2015年4月〜6月にウガンダのメカトロニクスに対するニーズ調査を実施し、分野への高い関心と必要性を確認したため、その調査結果を7月のPPPWG (Public Private Partnership Working Group)にて報告しました。
同年8月〜10月に本邦より短期専門家(2名)が派遣され、ウガンダにおけるメカトロニクスの現状の把握、想定されるウガンダでのメカトロニクス分野在職者訓練コースに必要な機材の選定、カリキュラム及び今後の計画案などが作成されました。
これを受けウガンダ側はメカトロチームを結成し、担当する指導員の選定を行い、2016年9月には北海道能力開発大学校にて、4週間の本邦研修を受け、PLCと空気圧の知識や機材の取り扱いなどの技術を学びました。

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北海道での研修の様子1

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北海道での研修の様子2

2017年に入り、機材到着後は指導員同士がお互いを教え合う「内部研修」を毎週土曜日に行なってきました。開始時には机などが揃っていませんでしたが、現在は家具や機材も整のい、どうにか「ラボ」と呼べる施設になってきております(6月の内部研修の様子:写真参照)。
また、5月24日にはさらなる研修受講者の獲得に向けて、企業向けのワークショップを開催したところ、30社以上の企業のマネージャークラスの参加者を認め、ウガンダでのメカトロニクスに対する強い関心を再確認することができました。

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機材到着直後の内部研修の様子

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6月の内部研修の様子

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民間企業向けワークショップ

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企業によるメカトロラボ訪問の様子

トライアルコースの開催

機材も整い、いよいよ在職者訓練の本コース開催に先駆け、4日間の試験的訓練(トライアルコース)が6月27日〜30日の間に開催されました。参加者は2015年よりカリキュラムの開発等にも協力をお願いしてきた企業8社・9名で行いました。