プロジェクトが開始されました。

2015年9月11日

2015年9月11日にプロジェクトのインセプションレポートの説明・協議が実施され、ウクライナ国空間情報統合プロジェクトがスタートしました。

インセプションレポートの説明・協議には、カウンターパート機関のThe State Service of Ukraine for Geodesy, Cartography and Cadastre(以下、「SSGCC」)のFirst Deputy ChairmanであるMrs. Liudmyla SHEMELYNETSをはじめ、同機関および関係機関の約20名が参加しました。調査団側からは、国際航業株式会社の西村総括をはじめ、4名が参加しました。

インセプションレポートの説明・協議は、次のプログラムに沿って実施されました。

1.Opening Remarks by Ms. Liudmyla SHEMLYNETS
2.Presentation of the Inception Report of the project “Creation of a National Geospatial Data Infrastructure in Ukraine” By Mr. Akira Nishimura
3.Discussion and comment

プロジェクトの説明では、プロジェクトの基本方針、基本方針に基づく各業務へのアプローチ、各業務の実施内容、全体工程などが説明されました。
質疑・応答では、SSGCC側より、日本のNSDI 法の英語版資料の提供要請や、その内容にかかるウクライナ国側での適用可能性などの質問がなされました。また、実際のデータ作成に当たっての地理情報標準の適用手順や、データ作成の具体的な手法などの質疑もありました。

説明・協議の結果、インセプションレポートの内容について合意を得ることができ、また、個別業務の実施にあたっては、事前に実施主体者や具体的な実施方法を協議することでも合意しています。

ウクライナにおけるNSDIの構築に向け、良いスタートを切ることができました。引き続き、SSGCCと力を合わせ、精力的な活動を行っていきます。

【画像】

インセプションレポートの協議風景