プロジェクト概要

プロジェクト名

(和)非伝染性疾患予防対策支援プロジェクト
(英)Project on Preventive Care Measures for Non-Communicable Diseases

対象国名

ウズベキスタン

プロジェクトサイト

ナボイ州及びタシケント市

署名日(実施合意)

2010年7月30日

協力期間

2010年10月1日から2013年10月1日

相手国機関名

(和)保健省
(英)Ministry of Health

背景

ウズベキスタン共和国(以下、「ウ」国)は1991年の独立以来、市場経済化に伴う保健医療改革を1998年の「保健医療改革プログラム」 に関する大統領令によって開始した。これにより、1998年から2005年の間に、救急医療、プライマリーヘルスケア(以下、PHC)、医療従事者教育、民間セクター育成などに重点を置いた改革が実施されてきた。そして、この改革プログラムに従い、世界銀行(以下、WB)は同時期に農村部におけるPHCの強化、総合医(General Prancticioner:GP)及び看護師のトレーニングなどを目的とする「Health project1,2」 を実施してきており、次いで「Health project 3」 として「予防医学・健康教育の強化」を重要な課題として取り上げている。

また、近年、疾病構造の主体が感染症から非伝染性疾患(以下、NCD)へと移行しており、主要(死因)疾患が循環器系や悪性腫瘍であり、予防医療(健康教育、予防検診)の強化が必要な状況にある。

特に、パイロット地域であるナボイ州は、広大な農村地帯と共に産業都市として労働年齢人口を多く抱えた地域でもあり、遠隔地 の農村医療診療所(以下、SVP)のみならず、企業に設置された診療所やその労働者の家族の居住区にあるSVPにおける予防医療の強化は必要である。

2010年1月に実施された第一次詳細計画策定調査では、「総合診療マニュアル」作成の必要性が課題の一つとして指摘されたが、2010年6月に実施された第二次詳細計画策定調査では既に「ウ」国側で各州マニュアルや診療ガイドラインなどが策定されつつあること、また、「ウ」国側の「ウ」国における総合診療の在り方との整合性を図るべきという意向を受け、「ウ」国の直面している重要課題であるNCD予防対策に関する支援、特に予防医療の充実に取り組むことが妥当と判断された。

目標

上位目標:

「ウ」国においてNCD予防対策が強化される

プロジェクト目標:

プライマリーヘルスケア(PHC)施設における非伝染性疾患(NCD)の予防対策能力が強化される。

成果

  1. NCD予防対策強化のための計画が策定され、国家レベルで実施される。
  2. NCD予防対策強化のための試行案がナボイ州において実施され、その教訓が国家レベルにフィードバックされる。

活動

1-1
ワーキンググループ(以下、WG)を結成する。
1-2
WGのコアとなる人、また関連する人材が日本で研修を受ける。
1-3
国レベルでのNCD予防対策のための施策が策定する。
1-3-1
ターゲットサイト(ナボイ州Norota郡、Karmana郡)におけるNCD予防に係る健診システムが試行される。
1-3-2
ヘルスプロモーション実施に係る関係者の能力が向上する。
1-3-3
健診に係るデータ管理が改善される。
1-4
策定された計画を実施するために必要な本邦研修が実施される。
1-4-1
健診及びヘルスプロモーションに係る研修が実施される。
1-4-2
健診及びヘルスプロモーションに係る研修が強化される。
1-5
研修で得た情報や知識を施策実施に適切にフィードバックする。
2-1
国レベルで制定した施策を、ナボイ州にて計画を実施する。
2-1-1
ターゲットサイトにおけるNCD予防対策に係る健診システムが試行される。
2-1-2
ヘルスプロモーション実施に係る医療従事者の能力が向上する。
2-1-3
健診に係るデータ管理が改善される。
2-2
国レベルでの施策実施に必要なパイロットをナボイ州で実施し、その結果を国レベルにフィードバックする。

投入

日本側投入:

  • 専門家派遣(短期専門家):NCD予防対策策定支援(アドバイザー)他
  • 供与機材:資機材(健診キット(身長計、体重計、血圧計等))
  • 研修員受入:年間6〜7名程度
  • 在外事業強化費

相手国側投入:

  • 関係者間の調整、C/P等の配置、ワーキンググループメンバーにかかる人件費 6〜7名分