プロジェクト開始の背景

ウズベキスタンは、1991年の独立以降、保健医療改革に取り組んできました。ウズベキスタンは、中央アジア諸国の中で最大の人口を誇り、人的リソースに恵まれた国であると言われています。しかし、医療教育には旧ソ連の伝統が色濃く残り、現在でも疾患に集中した教育が主となっています。その結果、医療現場においては医療サービスの質に問題を抱えています。特に、国民への医療サービス提供において重要な役割を果たす看護師については、医師の診療の補助的役割に留まる傾向が強く、国際的スタンダードである「Client-oriented nursing」の概念の欠如が指摘されてきました。

そこでウズベキスタンは、1998年11月10日「保健制度改革(1998-2005)についての大統領令No.2107」を公布しました。本大統領令のなかでは「医療従事者トレーニングの質的改善」が12課題のうちのひとつに挙げられています。この改革の一環として、以前より看護教育や看護管理の分野で短期専門家の派遣などの協力を行っていた日本に対し、ウズベキスタンより新たに看護教育に対する協力が要請されました。

ウズベキスタンの保健医療状況

ウズベキスタンの看護教育

ウズベキスタンでは、基礎教育は9年制です。その後、大学進学を希望する場合は、更に2年間アカデミックリツェと呼ばれる学校で学習します。しかし、多くの学生は9年間の基礎教育の後には職業専門高校(3年制)へと進み、卒業後は社会人となります。

看護教育に関しては、医療専門高校があります。その他、専門教育機関として医科大学内に3年制の看護学科が設置されています。

現在、医療専門高校は全国に59校あります。ウズベキスタンでは、若年者の対全人口比率が高く、学生数の増加に伴い、職業専門高校の増設が進められており、医療専門高校の数も増加しています。

ウズベキスタンの保健医療

ウズベキスタンの疾病構造には、先進国型、途上国型両方の特徴が並存しています。脂肪分の多い食事や飲酒等による生活習慣病が増加している一方で、結核等の疾病も未だに多く存在しています。また、近年では、HIV/AIDSの急激な増加も指摘されています。

WHOのホームページで保健医療状況に関する各種統計をご覧いただけます。
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2006年の活動の様子

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2005年の活動の様子