大型X線画像解析に係る短期専門家の活動について

2010年10月15日

2010年10月11日から15日

平成22年10月11日から15日の間、大型X線検査装置画像解析に係る短期専門家(横浜税関監視部 宮良上席監視官及び森財務事務官)がベトナムを訪れ、税関総局において大型X線検査装置の管理・運営についての意見交換を行うとともに、ホーチミン市税関Cat Lai税関出張所大型X線検査センターにおいてはセミナーを開催し、同装置により投影された画像解析についての技術指導を行いました。ベトナムにおいては大型X線検査装置の導入は初めてであることから、短期専門家の説明に対して受講生(約20名)は熱心に聴講しており、質問も数多く出され、特にX線画像に係るデータベース構築方法、検査機器稼働時における安全管理について関心が高いようでした。セミナー終了に当たって、両専門家からは、「X線検査機の利用に当たっては安全管理が最も重要であり、安全管理を徹底すること。解析能力向上のためには開披により実物を目視して何がどう映るかを認識することが重要。そしてその情報を共有してチーム全体の能力向上を図ってほしい」と日本の経験を踏まえたコメントがありました。今後、同センターにおいては、X線検査の結果、摘発した画像をデータベース化するとともに、長期専門家の支援のもと、WCO(世界税関機構)等から情報収集して摘発事例に係るサンプル集を作成し、効果的な画像解析に役立てることとしております。

(注)大型X線検査装置:
平成22年4月2日、日本政府のテロ対策無償資金協力により、ベトナム政府に対してベトナム初導入となるコンテナを検査できる大型X線検査装置及び施設がホーチミン市Cat Lai港において贈与されました。

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講義模様(宮良専門家)

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講義模様(森専門家)

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X線でスキャニングされた画像(左)と関連書類(右)