活動場所の紹介

2011年8月10日

チーフアドバイザー 高木通雅

本プロジェクトの活動拠点であるハノイ警察アカデミー(PPA)は、公安省に所属する5年生の大学組織です。公安省には公安局と警察局があり、それぞれに将来の幹部を育成することを目的とした5年生の大学機関をもっています。警察局では、ここのPPAともう一つホーチミン市に警察大学があり、警察の幹部はハノイかホーチミンのどちらかで学部教育と大学院教育を受けることができます。大学と言っても学生の身分は公安省の職員でわずかではありますが手当も支給されているようです。ハノイ警察アカデミーでは、現在約5千人の学部学生の他、実務者研修生が学んでおり、教官や職員を含めると7千人以上の人がいます。本件の対象となっている交通警察学部は、全学年合計で400名前後の学生がいます。学生は全て寮生活をしています。

場所は、ハノイ市中心から西に約10km行った郊外の畑や田んぼに囲まれた長閑な環境の所にあります。(ハノイ市Tu Liem区)町の中心から車で1時間ぐらいかかります。改築された研修棟の6階の全てがプロジェクトために提供されており、現在5つの教室とプロジェクト事務所、交通安全研修センターがあります。昼食は大学の職員用食堂がありブッフェ形式で結構メニューも豊富です。但し、職員用と言っても数百人いるので早く行かないと食べるものがなくなってしまいます。因みにPPAの教官達は11時過ぎから昼食を取り始めています。

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プロジェクト事務所の様子

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プロジェクト事務所の様子:プロジェクト事務所(6階)

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教職員食堂

恵まれた環境でプロジェクトを行っていますが、いくつかの問題もあります。一つは、停電が多い、一日に4回も5回も停電することがあります。それと、冬が寒い。建物が密閉されていないので、事務所のドアの前は外気温と同じ風もビュンビュンと入って来ます。事務所の中では電気ストーブを持ち込んで暖を取っていますが、底冷えがします。PPAの職員や学生、ベトナム人専門家は4枚も5枚も重ね着をして寒さを凌いる状況です。警察官の制服があるので制服の下にセーターを重ね着しています。もう一つの問題は、道路の混雑。PPAへ行くには、幹線道路から細い道に入って集落を抜けて行かなければなりません。その狭い道がオートバイで溢れ身動きが取れない状態になることがしばしばです。最近は、PPAの学生が交通整理にあたるようになり混雑も少し緩和されてきています。