交通安全マナー

2011年12月5日

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それぞれのポジションの確保に懸命な通勤時間帯

エレベーターから降りようとした観光客を押しのけるように、若者3人がエレベーター内に入ってきた、わずかな時間が待てないために、そこに一寸した混乱が生じた。こうした混乱の要因は交通の流れの中にも見ることができます、通勤時間帯に、混雑する車両群のわずかな隙間に、割り込む車両や歩行者のテクニックには感嘆されます。しかし、これが技を競い合う競技であればそれもいいが、交通の「安全と円滑」を考えると理解できない方が多いのではないでしょうか。

交通安全対策、つまり「安全と円滑の確保」のためには、自動車交通を全体として総合的に運用していくことが必要であり、そのため、安全教育・広報(Education) 強制作用(Enforcement)交通工学、化学的思考技術( Engineering)環境条件との調和( Environment)の各種施策が行われています。

しかし、こうした施策は人間が考え、そして利用するのも人間であります。交通安全対策を推進する側と、それを利用する側のいずれにも「安全と円滑」という交通安全思想の共感がなければ、施策の意図とする方向からずれることが儘あります。そうした「ずれ」の調整機能を果たす役割をなしているのがEducationです。これから始まる、プロジェクトの専科教養(現役警察官研修コース)にEducationが選択されたことは、安全教育の重要性を問いかけてきた、日本人専門家の努力の成果と考えます。

専科教養を受けた者がそれぞれの地域で地域実態に合った運転者教育の手法、教材等の開発を通じて、交通安全マナーの向上に努めることは、各種交通対策の推進を強力にバックアップするものと確信します。

(教授法/現役警察官研修担当 川村晃徳)