ニュースレター第1号

2005年4月1日

プロジェクト キックオフ !
写真右写真左去る2月2日、ベトナム国知的財産権情報活用プロジェクトのキックオフミーテイング、開所式が開催されました。このプロジェクトは知的財産権庁(NOIP)において知的財産権情報システムの活用を通じて、知的財産権の効率的な処理・管理・情報提供が行われることを目的としています。

キックオフミーテング・開所式には、NOIP、その上位機関である科学技術省、JICAベトナム事務所、JICA長期専門家等総勢30名が出席し、壬生専門家チーフアドバイザーよりプロジェクト概要、PO(Plan of Operations)・APO(Annual Plan of Operations)の説明・質疑応答が行われた後、NOIP長官(Dr. Pham Dinh Chuong)、JICAベトナム事務所のスピーチを頂きました。長官およびJICAのスピーチのあらましは次のようなものでした。

NOIP長官:
IPシステムが現在有効に活用され、NOIP職員の業務遂行に大きな助けとなっていますが、一般国民が利用するところまでは行っていないので、次のステップで検索システム・NOIP以外の者がIP情報を活用できる電子図書館システム、E-ファイリングシステムを完成させることに大きな期待を抱いています。NOIPとしても最大限の協力・努力を惜しみません。

JICA事務所次長:
ベトナム側実施機関であるNOIP関係者とJICA専門家が一同に会し、全体期間の活動と、当面1年間の活動計画を公式に協議するという意味で、本日は非常に重要な会合として位置づけられます。前プロジェクトの成果を充分に活用した上で今回のプロジェクト活動を実施していくことが求められており、投入・経費などより一層の効率化・適正化が求められています。今後、種々の問題が発生することもあると思われますがこれまでの信頼関係に基づき、関係者で充分協議し、適切な解決を図り、プロジェクト・デイレクターの指導の下、新しいシステムの開発を通じて、カウンターパートスタッフの人材育成が効果的に実施されるよう期待しています。

式典の最後に、当該プロジェクトの名称コンテスト(応募数、約50点)の結果発表が行われ、“UTIPINFO”(UTilization of Intellectual Property INFOrmation)という名称で呼ぶことが決定し、入賞者の表彰も行われました。

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