ホアビン省ダバック地区でプロジェクトのセミナーが開催されました

2017年8月10日

8月10日、ホアビン省ダバック地区で、プロジェクトがモデル農家活動を進めているダバック地区カオソン・コミューン(注)を含む、6つのコミューンの人民委員会委員20人、ホアビン省農業農村開発局、ダバック地区家畜局から関係者総勢52名が参加して、セミナーが開催されました。このセミナーは、ホアビン省がプロジェクトのカウンターパート予算を正式に承認したのを受けて、関係するコミューンのリーダーにプロジェクトについて説明し、協力を要請する目的で開催されたものです。

セミナーでは、ホアビン省農業農村開発局のフン局長が、今後6つのコミューンでホアビン省の在来ブタの生産性向上へ向けた活動が本格化することを公表しました。カオソン・コミューンでは、昨年度からモデル農家を対象として、疾病対策と飼養管理の強化による生産性向上の試みが行われており、その成果について日本側より報告がありました。モデル農家のひとりで、タム村の人民委員会副委員長は、授乳中の母ブタと子ブタへの餌を強化することにより、実際に生産性が向上したと報告があり、プロジェクトで推進している手法の成果が、これから活動を実施するコミューンのリーダーらの前で実証される形となりました。

今後ホアビン省は、カウンターパート予算を活用し、6つのコミューンでの活動を進めていきます。プロジェクトは、引き続きカオソン・コミューンでのモデル農家活動を継続し、その経験と成果を共有していきます。

(文責:山岸信子 プロジェクト業務調整員)

(注)対象となるのは、ダバック地区の6つのコミューン、Cao Sơn, Tân Minh, Tân Pheo, Đoàn Kết, Mường Chiềng, Giáp Đắt。

【画像】

ホアビン省ダバック地区の人民委員会の副委員長

【画像】

タム村の人民委員会委員で、プロジェクトのモデル農家の1人

【画像】

カオソン・コミューンでの成果を報告する林専門家