2019年度活動計画策定ワークショップが開催されました

2018年8月27日

8月22~24日の3日間、ホアビン省にて2019年度活動計画策定ワークショップが開催されました。ワークショップには日本側研究者7名、ベトナム側研究者25名が出席し、3日間にわたって活発な協議を行いました。

本プロジェクトは現在4年目で、残すところ20ヶ月となりました。昨年11月に実施された中間レビューの提言を受けて、プロジェクト・デザイン・マトリックス(Project Design Matrix=PDM)が変更されていますので、今回のワークショップでは、変更後のPDM ver.2に基づいて指標を確認しながら、今後1年半余りの間に実施すべき活動の詳細計画を策定しました。

プロジェクトで取り組んでいる在来ブタの遺伝子バンク・システムは、プロジェクト終了後はベトナム国のシステムとして運用、維持管理され、在来ブタの凍結精子だけではなく、新たな遺伝資源を加えてさらに拡大していくことを目指しており、そのような展開にむけた道筋と課題についても協議が行われました。

ワークショップは、プロジェクトで定期的に開催する合同調整委員会(Joint Coordinating Committee=JCC)やプロジェクトマネジメント(Project Management Unit=PMU)の会議とは異なり、日越両国の研究者が3日間共に過ごし、じっくりと今後に向けた合意形成を計る良い機会となりました。

(文責:山岸信子、業務調整員)

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ワークショップの始めに挨拶をするプロジェクト・ディレクター、国立畜産研究所ソン所長。

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日越両国のプロジェクト関係者。

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各研究グループに分かれて成果毎の協議を実施。