ダバック地区在来豚生産協同組合が結成されました

2018年9月25日

ダバック地区6コミューン(注)の90モデル農家が、ホアビン省農業農村開発局(Hoa Binh Provinde Department of Agriculture and Rural Development=DARD)の支援のもとに「在来豚生産協同組合」を結成し、その式典が8月30日ホアビン市で執り行われました。式典では、協同組合の規約を制定、承認した他、運営委員の投票も行われました。生産協同組合の資金として、各農家は2年間で100万ドンの出資をします。農家にとって100万ドンというのは小さな金額ではなく、今後生産協同組合への参加による利益の向上に期待がかかります。一方でモデル農家からは、これまで在来豚を定期的に市場に出荷した経験がないことに対する不安の声も聞かれましたが、ホアビン省が市場開拓や疾病対策の分野で農家を支援していきます。

同生産協同組合は現在、ホアビン省ダバック地区財務計画局に正式登録の手続きを進めています。まずは来年2月のテトまでに、協同組合全体で30頭の出荷用豚の生産を目標として生産を進める事で合意しました。

プロジェクトでは、授乳期母豚に対する濃厚飼料の給与量の増加による栄養改善の指導を継続し、哺育子豚の発育改善と早期離乳による母豚の生産性向上につながるよう、農家を支援して行きます。すでにカオソン・コミューンでは実績があり、新たに5つのコミューンでの活動が開始されます。

(注)Cao Son Commune, Hien Luong Commune, Tan Pheo Commune, Doan Ket Commune, Muong Chieng Commune, Giap Dat Commune.

(文責:山岸信子、業務調整員)

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運営委員会委員長に選出されたMuong Chiengコミューンのサー・ヴァン・ラム(Xa Van Lam)さん(右端)と運営委員。

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式典に参加したモデル農家。