第16回短期専門家派遣(VNACCS利活用強化)の実施

2018年1月22日

2017年12月14日~22日、日本からの短期専門家(IT Assistance Mission)がハノイを訪問し、ベトナム税関総局(以下「GDVC」)のIT・統計局、リスク管理局、管理・監督局等の関連部局のメンバーとの間で、ハードウェア更改に必要な費用や要件、現行システム基盤のセキュリティ改善、ベトナムの貨物管理などについて説明・議論を行うと共に、今後の技術協力の在り方についても話し合われました。

特に、ハードウェア更改に関する検討については、これまでの議論を踏まえた費用積算資料が完成に至り、JICAからGDVCに提出しました。今後GDVCは、JICAが提供した資料を踏まえて、ハードウェア更改に関する予算の獲得に向けたベトナム政府内の手続きを行うこととしております。

また11月29日から12月27日にかけて、VNACCSのソフトウェア改変の技術移転を目的とした2回目の研修が、前回同様OJT(On-the-Job Training)方式で行われ、前回の研修よりも広範囲な内容のソフトウェア改変の作業を行い、実践的な技術や知識の移転を行いました。

これらの派遣は、プロジェクトの成果1「VNACCSの利活用をより強化するための今後の方向性の特定」のための16回目の短期専門家派遣であり、今回議論された結果を踏まえて、引き続き検討を行う予定です。

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ワーキンググループでの議論の様子

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ソフトウェア改変の技術移転風景