第3回短期専門家派遣(事後調査分野)の実施

2018年7月3日

2018年5月7日~11日、ハノイ市内のベトナム税関総局(以下「GDVC」)において、日本税関から短期専門家2名を迎え、本プロジェクトの成果2「事後調査分野の実施の効率化・強化」に関する支援活動が実施されました。

7日~10日午前は事後調査ワークショップが行われ、短期専門家からGDVC事後調査局、地方税関職員及び税関研修大学校から参加した職員約110名に対し、事後調査に必要な情報収集・情報分析方法についての講義、及び事後調査における関税評価、品目分類及び原産地に係る事例紹介を行いました。また、ベトナム側からも事例紹介が行われ、参加者によるディスカッションも行われました。

10日午後は、JICA長期・短期専門家と、GDVC事後調査局及び税関研修大学校の担当者との間で意見交換を行い、ワークショップの結果等に基づき議論を行いました。また、これまでのプロジェクトの進捗状況の確認、運用改善や研修コース・教材への反映などの成果、及び今後のプロジェクトの進め方に関する議論を行いました。

11日午前は、ハノイ税関事後調査支局を訪問し、ハノイ税関における事後調査の業務の概況について説明を受けると共に、関税評価、品目分類及び原産地に係る事例検討を行い、議論を行いました。

今回の短期専門家派遣の結果を踏まえ、運用改善や研修コース・教材の更新に向けた作業について引き続き検討する予定です。

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