第2回 現地セミナーの開催について

2017年12月3日

2017年11月29日に第2回現地セミナーをJICAプロジェクトチームとベトナム交通運輸省道路総局(DRVN)で共同開催いたしました。

最後のセミナーとなる今回は、チームリーダーの加藤氏はじめ各団員よりプロジェクトの取り組み、活動成果について最終報告を行いました。この機会にベトナム側へ最新の道路維持管理技術を伝えるため、日本側から講師を招待し、東京大学の長井宏平准教授からは「日本の道路アセットマネジメント研究の現状と人財育成」と題した基調講演、恒岡伸幸 JICA国際協力専門員からは「道路維持管理手法の多様化」と題した特別講演をしていただきました。

また、プロジェクトで作成したベトナムの国道維持管理の年次報告書(Annual Report)の冊子を参加者へ配布して広報するとともに、ビデオクリップ(一般広報用及びプロジェクトで開発した技術の説明)を、開場前や休憩時間に会場の外に設置したモニタで上映しました。

当日はベトナム交通運輸省(MOT)、計画投資省(MPI)、DRVN及び地方管理局(RMB)等の関係省庁や関係機関のほか、ベトナム交通運輸大学(UTC)等の学術機関から約70名の参加がありました。JICAベトナム事務所からは、安蔵弘志氏にご出席、ご挨拶をいただき、DRVNからは司会進行を副局長の Mguyen Xuan Cuong氏が行い、道路維持管理部長Le Hong Diep氏からはDRVNの道路維持管理に関する活動報告が行われました。関係各所の協力の下、つつがなく開催することができました。

道路維持管理部長Le Hong Diep氏からは「本プロジェクトの成功は今後のDRVNにとって非常に重要な里程標となるものである。プロジェクト実施の過程及び結果から得られた知見及び経験を今後さらに実践していくことが重要でありDRVNの組織をあげて活動を活発化させていきたい。今後もJICAや関係機関との効果的な協力、連携の在り方、継続を模索するとともに、JICA及びプロジェクトチームの多大なる協力に感謝申し上げたい。」とのご挨拶を頂きました。

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会場の様子

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東京大学 長井准教授による基調講演

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恒岡 JICA国際協力専門員による特別講演

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会場の様子

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当日配布を行った広報資料

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現地スタッフ。ベトナムの伝統衣装であるアオザイを着用し、当日の受付を担当してくれました。

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Le Hong Diep 道路維持管理部長のご挨拶

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集合写真