第一回プロジェクト運営委員会会合を開催−プロジェクトの今後の方向性について関係者間で検討しました−

2017年5月5日

5月5日、農業農村開発省(MARD)のトゥアン副大臣による議長の下、当プロジェクトの第一回運営委員会会合をハノイ市内で開催しました。同会合には地方省の人民委員会の他、天然資源環境省(MONRE)、MARD関係部局、日本大使館、JICA本部及びJICAベトナム事務所、プロジェクト専門家など約60名が参加しました。
当プロジェクトは2015年8月に開始されたものの、ベトナム政府内のプロジェクト承認手続きの遅れなどから、運営委員会会合が長く未開催でしたが、関係者の協力もありプロジェクトの活動自体はこれまで大きな支障なく順調に進んできました。
今回の会合では、プロジェクトのこれまでの成果及び進捗状況を確認するとともに、今後の活動計画(年間計画及び全体計画)等について検討が行われました。多くの意見、要望が参加者から出されましたが、特に地方省からは、省としての予算措置をおこなうためにはJICA側の予算内容に関する詳細な情報が必要との要望も出されました。
当プロジェクトは、MARD及びMONRE両省を対象とした政策支援から地方5省における現場活動まで幅広い活動を展開しており、また関係者も多岐にわたることから、全ての関係者が一堂に会する機会を設けることはなかなか難しい状況にあります。
その観点では、今回の会合は、プロジェクトの方向性や活動内容を全ての関係者間で再確認及び共有する良い機会となりました。プロジェクトでは今回の結果を踏まえ、今後とも各関係者間での情報共有・連携のさらなる強化を図りながら、活動を着実に進めていきたいと思います。

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トゥアン副大臣による議長の下、活発な議論が行われました。議長からは、プロジェクト活動はこれまで大きな支障なく進んでいるとの認識が示されました。

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プロジェクトの進捗状況について説明する宮薗チーフアドバイザー。今後の活動計画については主なカウンターパート機関である森林プロジェクト管理委員会(MBFPs)が説明しました。