ライ・チョウ水力発電建設工事の現場視察

2015年12月11日

この技術協力プロジェクトではケーススタディーを実施することになっており、プロジェクト開始から4件の現場視察を行い、ライ・チョウ水力発電建設工事で5件目の現場視察になりました。ライ・チョウ水力発電建設工事は、ベトナム国北部のライ・チョウ省に位置し、中国との国境近くになります。

ケーススタディーの目的は、標準品質管理計画書、標準安全管理計画書を作成するための参考資料の収集や建設業者から意見を集めること、品質・安全管理上の課題を抽出することや品質管理費及び安全管理費を算出し、成果3の積算管理の「間接工事費用積算ガイドライン」の作成の情報収集等も兼ねています。また成果4の入札に関連する議題や成果5の契約管理に関する事項についても協議を行ないました。

現場視察で印象的だった点は、毎週合同安全パトロールを実施している点でした。この工事は、ベトナムの国家予算による大規模工事の1つになります。工事の進捗状況は、工事の終盤で、既に3つのタービンの内、1つが稼働している状態でした。

この現場視察で得た品質管理・安全管理の課題をカウンターパートと共有し、上記計画書に反映すべき点は反映していく予定になっています。

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現場事務所での会議の様子

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現場視察の様子