第2回 合同指導委員会(JSC)会議

2016年4月13日

2016年4月13日(水)に第2回合同指導委員会(Joint Steering Committee)を開催しました。第2回目ということもあり、和やかな雰囲気でスタートしました。午後3時から開始された会議は、議事次第どおりのタイムスケジュールで協議が進行しました。参加者は、ベトナム側(建設省)が14名で、日本側(JICAベトナム事務所、日本大使館、専門家)も14名の合計28名でした。

第2回目の会議では、第1回合同指導委員会が行われた2015年10月から2016年3月までの6ケ月間の進捗状況の説明と成果1 品質管理の標準品質管理計画書(案)、成果2 安全管理の標準安全管理計画書(案)及び成果3 積算管理の間接工事費用積算ガイドライン(案)の説明を行いました。説明・協議の結果、成果1〜3の成果品の案について合意を得られました。今後は、提出に向けて作業を進めていきます。以下に協議事項を示します。

・成果1・2(品質管理、安全管理)では追加業務となる《品質・安全監督検査要領》の整備と、建設工事品質管理庁(SACQI)の安全課では環境保全も担当しており、《標準環境管理計画書》の整備。
・成果3(積算管理)では追加業務となる直接工事費の積算についても改善すべく、ベトナムの直接工事積算システムの検証を協同実施。
・成果4(技術評価)では建設業者工事評価のトライアルを実施することになっているが、建設工事管理庁(CAMA)・建設工事品質管理庁(SACQI)合同で実施。
・日本の特別プロジェクト(長大橋・高層ビル等)の品質監視システムのサンプルを提示。

(注)合同指導委員会(JSC)は、プロジェクトの進捗状況、重要事項やプロジェクトの円滑な実施に関わる決定事項や対策について協議を行なう場になっています。また、プロジェクトの進捗把握のため6ヶ月を目途に1度開催する予定です。

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第2回合同指導委員会(JSC)会議の様子(中央は建設省副大臣 Bui Pham Khanh氏)