第3回 合同指導委員会(JSC)会議

2016年10月12日

2016年10月12日(水)に第3回合同指導委員会(Joint Steering Committee)を開催しました。第3回目は、他のプロジェクトの重要な会議と重なったため、前回まで使用していた会議室とは別の会議室で実施されました。その会議室がこれまでの部屋より小さかったため、より熱気が感じられました。参加者は、ベトナム側(建設省)が18名で、日本側(JICAベトナム事務所、日本大使館、専門家)も15名の合計33名でした。

第3回合同指導委員会では、2016年4月から2016年9月までの6ケ月間の進捗状況の説明と成果4 技術評価の建設業者の技術力評価手法及びPMU(プロジェクトマネジメントユニット)に関する資格要件に関する改善案の説明を行いました。これらの成果品会議で合意を得られました。今後は提出に向けて作業を進めていきます。以下に会議での協議事項を示します。

・成果3(積算管理)で工事単価表制度(Cost Norm System)の全面改訂及び成果5(契約管理)で工事の「標準契約条件書」を作成について、JICAへの協力の要請。
・PMUへのインタビューを含めベトナム石油国営企業が建設中の火力発電所(カントー市近郊)を訪問し、課題抽出と改善案の提示。
・カウンターパート及びJICAプロジェクトチームによる成果品の普及・活用。
・研修セミナーへの運輸省(MOT)、計画投資省(MPI)及びコンサルタント・業者など幅広い関係者の招待。

(注1)合同指導委員会(JSC)は、プロジェクトの進捗状況、重要事項やプロジェクトの円滑な実施に関わる決定事項や対策について協議を行なう場になっています。また、プロジェクトの進捗把握のため6ヶ月を目途に1度開催する予定です。
(注2)PMU(プロジェクトマネジメントユニット)は、プロジェクトの実施・管理を行う機関です。

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第3回 合同指導委員会(JSC)会議の様子(奥中央は建設省副大臣 Bui Pham Khanh氏)