健康保険政策カウンターパート研修を実施

2019年6月11日

2019年4月8日~4月16日、東京及び九州にて、健康保険政策カウンターパート研修を実施しました。医療・健康保険政策の企画・立案のために必要な知識を習得し、ベトナムの国家健康保険政策カウンシルにおける議論で必要な情報を事務局が整理し、必要な資料を提供できるようになることを目的に、保健省より5名、ベトナム社会保障(VSS)より1名、財務省及び首相府より各1名の合計8名が本研修に参加しました。加えて、ベトナム社会保障副長官(1名)が招へいプログラムとして、研修のうち一部行程に参加しました。

本研修では、日本の厚生労働省から社会保障制度概要、医療保険、中央社会保険医療協議会(中医協)の役割、診療報酬等に関する講義を、政策研究大学院大学の島崎謙治教授及び小野太一教授からそれぞれ医療保険政策や高齢化対策(介護保険を含む)についての講義を受けました。その他、中医協総会の傍聴、厚生労働省関東信越厚生局による日本の医療保険制度における指導監督等にかかる講義、西東京市における健康福祉の取組み及び関連施設の視察、産業医科大学の松田晋哉教授による医療データを活用した政策立案にかかる講義など、様々な視点からベトナムにおける課題への対応についての示唆を得ました。さらに、講義や視察などを通じて得た示唆をもとに、研修員はアクションプランの検討を行いました。

本研修で学んだことが帰国後にベトナム側各組織にて共有・活用され、研修参加者間で構築されたネットワークも継続され、研修の効果が広く発現することが期待されます。

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厚生労働省での講義

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政策研究大学院大学での講義

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中医協総会の視察

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西東京市(市長表敬)

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参加者による振り返り

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産業医科大学での講義

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アクションプラン発表

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評価会・修了式