ザンビアの乳幼児死亡率(U5MR)は、ザンビア人口保健調査(ZDHS)によると、対象人口千人当たり168(2002年)から119(2007年)に、また乳児死亡率(IMR)は、同95(2002年)から70(2007年)に改善したが、数値自体は依然として高い水準にある。その背景には、保健従事者数や保健施設数、そして政府予算の不足に加え、エイズの蔓延や貧富の格差、医療従事者を含めた知識階級の国外流出などがあり、ミレニアム開発目標に掲げられた乳幼児死亡率(U5MR)及び乳児死亡率(IMR)の目標値(63.6/1000及び35.7/1000)に向けた取り組みは決して平たんではない。
コミュ…