プロジェクト概要

プロジェクト名

(和)上水道運営維持管理能力強化プロジェクト
(英)The Project for Strengthening Capacity of Urban Water Supply Infrastructure

対象国名

ザンビア

署名日(実施合意)

2016年8月30日

プロジェクトサイト

ルサカ市、マンサ市、モング市、ンドラ市

協力期間

2017年2月1日から2019年2月28日

相手国機関名

水資源開発・衛生・環境保護省(MWDSEP)、国家給水衛生委員会(NWASCO)、ルサカ水道公社、西部水道公社、ルアプラ水道公社、カフブ水道公社

背景

ザンビアの国家計画であるVISION2030では、2030年までに水道公社による都市部の給水率を100%とすることを目標としていますが、その実現には至っておらず、各上水道公社の運営体制整備が課題となっています。

ザンビア国内の都市給水は11の水道公社が実施しており、1日の平均給水時間は17時間、無収水率は平均48%となっています。(2014年)。高い無収水率は、料金メーターの不設置や、設置後50~60年を経過して老朽化した施設の継続使用、急激な都市部の人口増加などが主な理由です。

今後、ザンビア政府や各水道公社が自助努力による給水率の維持・向上を実施していくためには、水道公社の健全な運営体制の確立のための中期的な運営計画策定や、適切な技術力の保持・向上のための人材育成体制確立が急務となっています。

このような背景をもとに、ザンビア政府は日本政府に対して水道公社の実施体制強化を目的とした本事業の実施を要請し、案件を開始しました。

目標

上位目標

ルサカ、ルアプラ、西部、カフブのいずれかの水道公社において、中期事業計画または人材育成計画が実践される。

プロジェクト目標

ルサカ、ルアプラ、西部、カフブの各水道公社の実施体制が強化される。

成果

成果1.水資源開発・衛生・環境保護省および国家給水衛生委員会による水道事業の評価能力が向上する。

成果2.ルサカ、ルアプラ、西部、カフブにおける水道事業の実施体制が評価され、課題が明らかになる。

成果3.ルサカ、ルアプラ、西部、カフブの水道公社の中期事業計画および人材育成計画を策定する。

事業ハイライト

水道公社評価マニュアルの策定

実施機関であるMWDSEP、NWASCOおよび対象4つの水道公社とともに、水道公社の課題を抽出するための「水道公社評価マニュアル」を策定しました。評価マニュアルは、実態や原因全てについて選択型式で手軽に自己評価できるように工夫しました。評価指標は水道事業業務指標、マネジメント能力、コミュニケーション・交渉能力に係る評価項目に類別し、持続性や有効性に鑑みて、それぞれ21、19、6指標(項目)を設定しました。2017年8月には、各公社の評価を先導するNWASCOが講師となり、各水道公社を対象とし、「水道公社評価マニュアル」を使用した評価方法について、またそのケース・スタディを通して研修を開催しました。

評価マニュアルを活用した自己評価と課題の抽出

各水道公社は「水道公社評価マニュアル」を活用することで自己評価し、課題を抽出しました。抽出された課題は2017年12月のワークショップで、MWDSEPやNWASCO、各水道公社に共有されました。

今後、これらの課題を解決するために、課題解決の優先順位を付け、それをもとに中期事業計画および人材育成計画を策定します。

広報活動

関係機関の職員に対するプロジェクトの認識を目的として、プロジェクト概要のポスターを作成、配布しました。本ポスターは関係機関に掲示される予定です。

一般市民に対するPR活動として、関係機関が発行するニュースレターやホームページ、Facebook等にプロジェクトの活動を掲載していきます。なお、NWASCOおよび西部水道公社のFacebookに本プロジェクトが紹介されました。