2021年12月8日
2021年11月
ZIM-SHEPは、10月と11月にマショナランドイースト州とマニカランド州で、市場調査演習以降の活動のフォローアップを行いました。
この活動で、プロジェクトチームは上記2州の対象灌漑事業地を訪問し、(1)農業普及員とその上司、(2)プロジェクトで実施した市場調査演習に参加した農家代表、(3)そのほかの対象灌漑事業地に住む農家と面談しました。面談ではプロジェクトの活動の1つである市場調査演習の後に実施された、(a)地域農家への報告会、(b)対象農家が自ら行った市場調査、(c)その市場調査の報告会、(d)作物選定、(e)作物部会ごとの計画づくりといった活動について、実際にどのような過程で実施したのかについて聞き取りを行いました。これらの活動は、市場調査で得た気づきを、「売るために作る」農業を小規模農家がグループとして実践する第一歩であり、SHEPアプローチの中でも非常に重要な活動です。
フォローアップ中に私たちの活動の至らない点も発見され、今後の活動の改善の材料となりました。今回の訪問で聞き取った農家のコメントの中に「今まで私たちの普及員の指導内容や、普及員がいてくれること自体に、こんなにありがたいと感じたことはない」という印象深いものがありました。私たちのプロジェクトは、農業普及員と農家の信頼強化のお役にも立てているようです。