2013年11月、100年に一度と言われる超大型台風がフィリピン中部のサマール島やレイテ島などが位置する東ビサヤ地方に上陸しました。記録的な規模の高潮と強風により、死者・行方不明者は約8,000人、被災者数は1,600万人以上。レイテ湾の奥に位置するタクロバンの市街地は壊滅状態となり、東ビサヤ地域の主要産業だったココナッツの木の約65%が倒壊するなど、人命、建築物、ライフライン、産業に至るまで、甚大な被害をもたらしました。
この台風ヨランダの被災地に対して緊急援助と、それに引き続いて実施された復旧・復興を後押しする無償資金協力や技術協力プロジェクトを中心に、日本は様々な取り組みを通じて、フィリピンを支援しています。