JICAの国創りとは?

JICAが推進する国創りは、共通のプロセスを経て実行されます。
ここでは、その基本となる4つのステップについてご紹介します。
それぞれのステップでJICA職員は異なる役割を担いますが、
どれもが国創りを支える重要な業務です。

JICAの国創りの特徴

20年、30年先を見据えた協力

短期的な利益に左右されず、都市開発等の長期計画づくり、人材育成、基幹インフラ整備など、長期的な視野で協力を行っています。

幅広い協力メニュー

資金協力、技術協力、ボランティアなどの支援メニューを活用し、国創りの主役となる途上国のさまざまなニーズに包括的に対応しています。

一番立場が弱い人にも届く協力

人間の安全保障の観点をもとに、社会的に弱い立場にある人々や、さまざまな脅威にさらされている人々にまで届く協力を行っています。

国際協力のプロフェッショナル

日本を代表する国際協力の実施機関として途上国の国創りに精通した職員を擁し、現場での実務やアカデミックな知見を活かした協力を行っています。

PROJECT CYCLE プロジェクトサイクル

JICAが推進する国創りは、共通のプロセスを経て実行されます。
ここでは、その基本となる4つのステップについてご紹介します。
それぞれのステップでJICA職員は異なる役割を担いますが、
どれもが国創りを支える重要な業務です。

援助戦略の策定

相手国政府との政策対話や他ドナーとの協議、詳細な現地調査を実施し、対象国の現状とニーズを正確に把握します。日本や世界各国がたどってきた発展の道筋も参考にしながら、相手国の数年から数十年先の未来を見据え、最も効果的な支援戦略を策定。刻一刻と変化する開発途上国の発展の息吹を肌で感じ、相手国政府の高官と対象国の将来について議論していきます。
これが、JICAによる「国創り」の基本です。このプロセスでは、職員による対象国の分析作業が欠かせません。一国の将来に大きな影響を及ぼす業務であるだけに、担当職員には不断の研鑽が求められます。

PROCESS 1

プロジェクト形成

援助戦略に基づき具体的なプロジェクトを発掘・形成します。JICAの支援の特徴は、相手国からの要請を受けて行う「要請主義」。しかし、単に相手国からの要請を待っているのではなく、JICAが調査を実施、ニーズを発掘し、相手国政府に提案するなど、積極的に関与することも求められます。
また、プロジェクトの対象が決定されたあとは、専門家やコンサルタントの力を借りながら、対象地域・分野の分析・把握を行い、課題の解決に最適な支援メニューを検討し、プロジェクトを形成します。

PROCESS 2

評価・フォローアップ

プロジェクト完了後、プロジェクトが当初想定していた効果を上げているのかどうかを評価します。プロジェクト開始前に行った事前評価に基づき、実際の結果との比較を定量的に実施。この際、できる限り外部の第三者による「外部評価」を実施するようにしています。
また、結果を対象プロジェクトの改善に役立てるだけでなく、評価結果を通じて得られた教訓や提言をプロジェクト形成時にフィードバックすることで、今後類似のプロジェクトを実施する際に、より効果的な、精度の高い案件形成を行うことを目指します。

PROCESS 4

プロジェクト監理

プロジェクトが実施に移った後、スケジュールや内容が予定通り実施されているかどうかを適切に監理します。開発途上国での事業実施にはさまざまな事態が発生しますが、現地の事情をよく踏まえたうえで臨機応変に対応し、問題を解決することが求められます。
また発生した問題を解決するだけでなく、プロジェクトがより効果的なものとなるよう、必要であれば追加的な支援を積極的に検討してプロジェクトの付加価値を高め、成功例を積極的に内外で共有しています。

PROCESS 3

PROJECT CYCLE