ほっかいどう地球ひろば 企画展示室では11月30日(水)まで、イピル・イピルの会による「子供絵画コンクールinボスニア・ヘルツェゴビナ」入賞作品展を行っています。
■ボスニア・ヘルツェゴビナってどんな国?
ボスニア・ヘルツェゴビナは、東ヨーロッパにある旧ユーゴスラビアだった国の一つです。ウィンタースポーツが盛んな地域で、1984年には首都のサラエボでオリンピックが開催されています。しかし、1992年から1995年にかけて、独立を巡って民族間の紛争が起こりました。その死傷者は20万人、難民・避難民200万人にのぼり、「戦後欧州最悪の紛争」と言われています。その紛争から25年以上経過した今も、民族間のしこりは消えていません。
■平和への道『桜プロジェクト』と『子供絵画コンクール』
主婦のボランティアグループであるイピル・イピルの会は、「平和のシンボル」として、ボスニア・ヘルツェゴビナの主要6都市に計1865本もの桜を寄贈しました。この桜を通して、子供達に「平和の大切さ」を伝えるため、桜が開花する時期に開催されているのがこの『子供絵画コンクールinボスニア・ヘルツェゴビナ』です。
■テーマは『私の好きなスポーツ競技』
新型コロナウイルスの影響で3年ぶりに開催された今回(第7回)は、平和の祭典オリンピックにちなみ『私の好きなスポーツ競技』というテーマとなっています。ボスニア・ヘルツェゴビナの子どもたちはいったいどんなスポーツを描いているのか、ぜひJICA北海道でご覧ください!