世界を救う!バナナペーパー

2011年8月10日

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会場:リフレサッポロ・ライラックホール

 8月6日(土)、リフレサッポロ・ライラックホールにて、映画「ミラクルバナナ」上映会と丸吉日新堂印刷株式会社代表取締役の阿部晋也氏による講演会「世界の環境と貧困を救うバナナペーパー」を開催いたしました。当日は40人を超える方々にご来場いただき、遠くは旭川や滝川から足を運ばれた方もいらっしゃいました。ご来場いただいた皆様、誠にありがとうございました。

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バナナペーパーを通した社会貢献に取り組む阿部社長

 映画「ミラクルバナナ」は、世界の最貧国の一つと言われる、カリブ海にあるハイチ共和国に赴任した大使館派遣員の日本人女性が、子供たちが勉強のためのノートも買うことができないほどの貧困状況を改善しようと奮闘する物語。日本の伝統技術を持った紙すき職人の協力を得て、捨てられてしまうバナナの茎を使って紙をすく技術を住民に教え、ハイチの子どもたちに夢と希望を託す・・・というストーリーで、「たとえどんな困難に直面しても決してあきらめない」という強いメッセージを伝える内容でした。

 阿部社長の会社はバナナペーパーの名刺等を札幌で販売しており、映画の上映に続き行われた講演会では、その取り組みを始めた経緯や、阿部社長と一緒に取り組んでいるスウェーデン出身の環境コンサルタント ペオ・エクベリ氏が実際にザンビアへ調査に訪れた際の写真をご紹介いただきました。
 現在世界中で捨てられているバナナの茎をすべてバナナペーパーにできれば、世界の紙消費量をまかなうことができるそうです。つまり、バナナペーパーが普及すれば、紙を作るための森林伐採を防ぐことができ、環境保全につながります。また、バナナの茎から繊維を取り出す作業を現地で行うことで、途上国の女性に適正な雇用機会を提供することもでき、貧困問題の解決にもつながるというものでした。

 「夢と理想だけを追い続けていてもダメだけれど、夢と理想を持ち続けることでそれを現実にすることができる。私の会社だけでは難しいかもしれないが、同業者や、支援して下さる皆様の協力も得ながら、これからも世界の環境問題・貧困問題の解決のために貢献していきたい。」という力強い言葉をいただきました。

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乾燥したあとのバナナの繊維 これからパルプに加工

 講演会終了後には、バナナの茎から取れた繊維の実物やバナナペーパーの見本を見せていただき、さっそくお買い求めになられた来場者もいらっしゃいました。「バナナ」を通して実際にザンビアと日本がつながった瞬間でした。

 参加者からは「バナナペーパーは、ボランティアではなくフェアトレードのように商業として成立するところが素晴らしい。」、「身近な紙が誰かを救うかもしれないという気持ちになった。私も何かできることがないか探してみたい。」などの感想をいただきました。

 JICA札幌では、今後も国際協力に関するセミナー、イベント等を随時開催いたします。皆様のご来場をお待ちしております。

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