国際理解教育の第一人者、大津和子北海道教育大学名誉教授によるJICA国際協力感謝賞 受賞記念講演!

2017年12月21日

2017年10月に北海道教育大学名誉教授に就任された大津和子先生が、第13回JICA理事長表彰(国際協力感謝賞)を受賞されました。

 JICAでは、毎年、国際協力事業を通じて途上国の人材育成や社会発展に多大な貢献をされた事業・個人・団体に対し、その功績を讃えるために表彰を行っています。
 大津先生は、2002年に北海道で国際理解教育に携わる教員ネットワーク(D-net)を立ち上げられ、JICAが進める開発教育支援事業への技術的・実践的サポートを長年にわたり行っていただきました。また、北海道教育大学の教員として、基礎教育分野におけるJICA研修事業(初等理数科や僻地教育振興など)実施などにも惜しみなくサポートして頂きました。学内で国際理解・国際協力の重要性を啓蒙し、グローバルな視点を持った若手教員の育成に尽力され、同大学からは270名を超える青年海外協力隊・シニア海外ボランティアも輩出されるなど、グローバル人材育成への貢献は道内トップクラスです。
 
 この度のJICA理事長表彰受賞を記念して、11月19日に、教育現場や行政の関係者などをお招きしての講演会を開催しました。

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 大津先生の講演のキーワードは、「持続可能な開発目標(SDGs)=2030年までに達成を目指す世界の目標」です。「グローバル時代の教育を再考する〜SDGsの視点から〜」と題した講演では、就学率が高くなっても教育の質が依然として課題となっており、2015年までの目標であったミレニアム開発目標(MDGs)で残された課題はSDGsに引き継がれていることや、「持続可能な社会」の担い手の育成が期待されていて、学習指導要領にもそれが反映されていることなどが紹介されました。

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 続けて行われた「ほっかいどう地球ひろば」視察では、伊藤丈和地球案内人が見学コースのデモンストレーションを行い、大津先生が進行を務める形で、施設の活用方法について参加者の方々と意見交換を行いました。大津先生からは、「グローバルな課題の展示と北海道のローカルな課題を、上手くつなげられるとよいですね」というコメントを頂きました。

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 プログラム終盤では、JICA北海道のスタッフと日系人研修員が、SDGsをテーマにした歌の生演奏を大津先生にプレゼントする一幕も。

 大津先生が行って下さったご支援を土台に、JICA北海道はこれからも国際理解教育の促進に邁進していきたいと思います。

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(文責:JICA北海道 市民参加協力課 野吾 奈穂子)