北海道科学大学で、国際協力について講演を行いました!

2018年2月1日

JICA北海道は、例年、北海道科学大学からの講演依頼を受けて、「地域活動と社会貢献」という講義を担当しています。2017年度後期は合計約500名の学生さんを対象に、国際協力についての講演を行ってきました。このページでは学生さんたちが講義後に書いてくれた感想文もご紹介しながら、講義の概要をお伝えしていきたいと思います。

90分間の講義では、わたし自身が国際協力に携わるようになったきっかけや、そもそも何故国際協力を「しなければならない」のかに触れた後、JICA北海道の取り組みや青年海外協力隊の活動などを紹介しています。今年度は新たに、2030年達成を目指す世界共通の目標「持続可能な開発目標(SDGs:エス・ディー・ジーズ)」をテーマにしたオリジナル楽曲をギター持参で歌いながら、学生のみなさんに世界や自分を取り巻く課題や自分とのつながりについて考えてもらう時間にできるよう、お話しさせて頂きました。

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JICAは、開発途上国の人たちが自分たちの力で国を良くしていくことが出来るように、日本人の専門家や青年海外協力隊を派遣したり、途上国の人たちが日本で学ぶ研修の機会を設けています。そのことをお話ししたところ、「最も印象に残った話は、日本に勉強しに来ている他国の人々が『自分達の国を背負って学ぶ』という覚悟を持って勉強をしに来ているという話だ。(中略)今、私ももっとがんばらなくてはなとも思った(看護学科・吉田 豊さん)」という決意を書いてくれた学生さんがいました。わたしも全く同じ気持ちで、もしかしたら一生に一度しかない来日のチャンスを最大限に活かして日本という国での経験を楽しみ、真摯に学ぶ研修員の姿にはいつも胸を打たれます。

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「今までは、JICAと聞くとどこか自分とは全く関係のないものであると考えていたが、講義をうけ北海道でも活動を積極的に行っているのだと聞いた後では、国際協力は案外と身近なところでも行われているのだと考え直す機会となった(看護学科・対馬 光さん)」という声もありました。
北海道出身のJICAボランティアは累計2,500名を突破(47都道府県中、第4位!)、大学や自治体、NGOや企業など多くの方々がJICAの行う活動に関わって下さっています。国際協力のイベントに参加してくださった方々も数えると、相当な数の方がこれまでJICAに関わってくださったことになりますね!

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「開発途上国のことはテレビなどで多少の知識はあったとしても、全く身近に感じていなく関心はほとんどありませんでした。しかし実際に講演で具体的に開発途上国のために活動している人々の話しを聞くと自分にもなにかできることはあるんじゃないか、活動になんらかの形で協力することはできるんじゃないかと感じました。(中略)正直なところ最初にSDGsの内容を聞いた時は不可能なんじゃないかと思いました。しかし目標を高くもつことは大事だと思うし、SDGsの事を話してくださっているときの講演者さんの明るい顔を見ていたら不思議と達成することが出来るんじゃないかと思い始めました(診療放射線学科・森下 大河さん)」という、自分なりに行動したい、SDGsの実現を応援したいという気持ちが生まれたことを素直に表現してくれた学生さんもいました。

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「発展途上国の子供達は学びたくても学ぶ場所がないため教育を受けられない。学べることに感謝して、学んだことを生かして社会に貢献できる人材になろうと考えた(看護学科・清水頭 舞さん)」という言葉にもある通り、まず学ぶ・知ること、そして自分なりに行動を起こすことが大切ですね。

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これからもJICA北海道は、みなさんと一緒に考え、学ぶ場を作っていきたいと考えています。国際協力に関わるためのシゴト・キャリア相談も行っていますので、学生のみなさんにも積極的に活用していただけたらと思います。
北海道から始まる国際協力に、今後もどうぞご期待ください!

注:学生さんの感想文はすべて、ご本人と担当教授の許可をいただいてご紹介しています。

(文責:JICA北海道 市民参加協力課 野吾奈穂子)