梅村専門家の北海道社会貢献賞(国際協力功労者)受賞

2018年3月16日

2018年3月2日、モンゴル国獣医・畜産分野人材育成能力強化プロジェクトの梅村孝司専門家が、同国の当該分野における技術向上と人材育成への多大な貢献をされていることに対し「平成29年度北海道社会貢献賞(国際協力功労者)」が授与されました。

 表彰式では辻泰弘副知事から表彰状が手渡され、梅村専門家は「親日的なモンゴル国への国際貢献を北海道大学のサポートを基盤に継続してゆきたい。モンゴル国は気候が似ている北海道との様々な分野での交流に特に期待しており、同国への技術支援を北海道庁とJICAが一体となって継続・強化して頂きたい。」と述べられました。

 北海道大学名誉教授でもある梅村専門家は、2014年の同プロジェクト立ち上げから携わり、年間約20~30名の短期専門家のモンゴル派遣、モンゴル生命科学大学獣医学部教員への技術移転、本邦(於北海道)研修、モンゴルカウンターパートに対する機材供与といった現地獣医師及び獣医学部教員の人材育成に包括的に取り組んでこられました。プロジェクト開始当初は獣医学のすべてを座学で教えていた同学部が、現在は改編されたカリキュラム及びJICA供与機材を用いて実習中心の教育を行っています。本邦研修を経験した若手の教員・研究者も育ってきました。本プロジェクトは2019年4月で終了となりますが、その後も、知識と技術を身につけたモンゴルの獣医師達が自らの力で獣医畜産分野をリードし発展させていくことが期待されます。

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写真1:表彰状を受け取る梅村専門家(左)と辻北海道副知事(中央)

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写真2:地方の獣医師達に病理解剖をデモンストレーションする梅村専門家(中央)。遊牧民にとって大切な資産である家畜の病因・死因を明らかにすることはモンゴルの獣医師の重要な仕事です。集まった村の獣医師達の様子からも真剣さが伝わってきます

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写真3:地方へ赴き遊牧民達の要望を聞き取り調査する梅村専門家(中央)。村へ行くといつも現地の獣医師や遊牧民から大歓迎されます。村の人々は、羊肉や馬乳といった伝統料理で温かくもてなしてくれます。

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写真4:モンゴルの民族衣装「デール」を着る梅村専門家(右中央)。モンゴルの豊かな伝統文化にも触れながら活動を進めています。