道産子ボランティアが見てきた開発途上国~帰国報告会~

2018年3月28日

3月18日(日)札幌国際プラザにて、2年間の活動を終えて戻ってきた道産子ボランティアの帰国報告会を開催致しました。当日は、絶好のおでかけ日和のなか、56名の方々にご来場いただき、充実した3時間となりました。

今回の帰国報告者は4名、職種も派遣国も異なるボランティアの方たちが各国の民族衣装を着て報告してくださいました。

木村 隆一さん(シニア海外ボランティア・セントルシア・料理)

本業の農業ではなく、かねてからの趣味である「料理」の経験を活かして参加された木村さん。自ら料理の写真集をつくり、現地セントルシアの専門学校の先生たちへアピール。さらに、「包丁の切れ味が悪い」→「しかし砥石がない」→「それならセントルシアの材料で砥石を作ってしまおう」というJICAボランティアらしい発想で、砥石を自作して包丁を管理されていました。
包丁の砥石作成の際には専門学校の他コースの協力を仰ぐなど幅広い活動を紹介していただきました。

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写真 1 現地での工夫を熱心に説明される木村さん

高山 恵理奈さん(青年海外協力隊・トンガ・珠算)

トンガの教育訓練省で活動された高山さん。トンガ人の人柄をトンガ語クイズ形式で説明していただきました。「ファカピコピコ(なまけもの・のんびり屋さん)」というトンガ語、なんだか可愛いですよね。
高山さんは、「ボランティアが動くのではなく、トンガ人にジブンゴトとして自主的に動いてもらうための活動」をモットーに日々奮闘してきたことにより、ぶつかることはあっても最後にはトンガ人のあたたかさに触れることができたと話されていました。

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写真 2 クイズやアンケートを交えて発表してくれた高山さん

宮崎 緑さん(青年海外協力隊・タンザニア・観光)

派遣期間を延長し、2年6カ月タンザニアで活動された宮崎さん。水道、電気、インターネットは不安定。東アフリカで一番危険な国と呼ばれる街での生活について、また、協力隊員ならではの活動へのプレッシャーや、タンザニア人と同じ目線で活動を行う中で得たタンザニア人との絆を報告していただきました。困難を乗り越えたからこそ変われた宮崎さん自身の変化とこれからの進路についても印象的でした。

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写真 3 尊敬できる友人ができたと話してくれた宮崎さん

小澤 時乃さん(青年海外協力隊・ルワンダ・コミュニティ開発)

ルワンダの地方自治体で地元ルワンダ人たちへの雇用の機会、収入の向上を目的として、活動にとりくんだ小澤さん。赴任当初から壁にぶつかり、打開策を求めルワンダ各地を歩き回った際に出会った羊毛ビジネス。ルワンダ人女性たちと一緒に取り組んだフェルト細工(ゴリラの人形はとても可愛らしかったです!)の活動は、ルワンダ人女性と小澤さんの地道な二人三脚だったのだなと感じました。
そんな活動を通して尊敬できるルワンダ人とも出会い、「違うから、考える。違うから、面白い。」と活動を振り返っていただきました。
会場には、活動で作ったフェルト細工を展示していただき、自然な風合いに染められた羊毛やゴリラの人形を見に、たくさんの参加者が集まっていました。

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写真 4 動画を交えて現地の様子を伝えてくれた小澤さん

今回の帰国報告会では、それぞれのボランティアの方たちに任国での思い出の品々を持参していただきました。また参加者のみなさんも、休憩時間にルワンダティーやバングラデシュティーを飲みながら帰国隊員の報告に耳を傾けていました。たくさんのご来場ありがとうございました。

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写真 5 各国での思い出の品々を持参していただきました

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写真 6 休憩時間には世界のお茶を飲みました

JICAボランティアの2018年度春募集は4月2日(月)より始まります。ぜひJICAホームページをご確認ください。

(文責:JICA北海道 市民参加協力課 細川知世)