2018年8月22日
北海道教育委員会が主催する高校生向けの「北海道グローバル人材育成キャンプ」で、異文化を理解するためのワークショップをJICAスタッフが行いました。北海道内4ヵ所で行われるこのプログラム、参加者は英語しか使ってはいけない「オールイングリッシュ」が条件。英検準2級以上の英語力を持つ高校生たちが、夏休みを利用して英語力に磨きをかけたい、他校の同級生たちから刺激を受けたいと集まりました。
道南開催は7月26日、ネイパル森にて。25名の高校生が6グループに分かれてワークショップ「バーンガ」を体験しました。8月7日の札幌会場(第二水産ビル)では、31名が6グループに分かれて世界や地域の課題を解決する提案をまとめました。キーワードはSDGs(持続可能な開発目標)です。
それぞれのグループで、発見したことや考えをまとめて模造紙に書き込みます。グループの仲間から出される色んな意見を尊重しながらまとめていくのがワークショップ。正しい文法や発音で話せる、単語をたくさん知っていることも大切ですが、一番大切なのは「参加したい、伝えたい、分かりたい」という気持ち。昨日会ったばかりの仲間とずっと英語で話して考え続けたせいか疲れが見られる人もいましたが、意欲に溢れる皆さんの真剣な眼差しに、私たちもたくさんのエネルギーをもらえました!
道東(厚岸町)、道北(北見市)では年明けの1月に開催されます。2018年12月にはJICA北海道が主催する高校生プログラムもありますので、「北海道グローバル人材育成キャンプ」とのダブル参加を検討してみてはいかがですか?
(文責:JICA北海道 市民参加協力課 野吾 奈穂子)