2018年11月7日
10月19日(金)に函館蔦屋書店にて「道産子ボランティアが見てきた開発途上国 in函館 ~2018秋JICAボランティア帰国報告会~」を開催致しました。
30名を超える方にお越しいただきました。帰国したばかりのJICAボランティアの話にみなさん耳を傾けていました。
合格通知が届いたとき、はじめて見る国名だったと語っていた中村恵理さん。職種は理学療法士、派遣国は中央アジアのキルギス。キルギスでは、ロシア語とキルギス語の2か国語が当たり前のように使われているそう。ロシア語で話しかけてキルギス語で返事をするバイリンガルの国での2年間の活動を振り返ってくださいました。
中村さんの帰国報告の様子
理学療法士という職種が存在しないキルギスのリハビリテーションセンターで多種多様な職種の方たちと活動した経験はとても貴重だったそう。また、病気になってからリハビリセンターへくる患者さんたちが多く、病気の予防に力を入れたそうです。
最後には、キルギスの民族衣装と杏子の木から作った現地の伝統楽器コムズを演奏して会場を魅了してくださいました。
キルギスの伝統楽器の演奏
一度目の合格では現地の情勢不安により派遣中止、二度目の合格で念願のボランティア生活を送ることとなった大嶽郁美さん。職種は服飾、派遣国はアフリカのセネガル。首都のダカールでの生活の様子をたくさんの写真とともに発表してくださいました。セネガルの台所の様子には、来場者の方も驚かれていました。
大嶽さんの活動報告の様子
活動はダカールで唯一の服飾デザインの専門学校。教員向けの勉強会やデザインの授業を担当したそうです。卒業までにしっかりとした技術を身に着けさせるために現地では生徒に厳しく指導したそうです。
企画・開催を行ったファッションショーの様子も報告してくださり、来場者からは「鮮やかな色やアフリカならではの模様の服がとても魅力的だった」と感想をいただきました。
セネガルのファッションショーの様子