2019年2月27日
素敵なウエルカムボードを作成いただきました。
まだまだ雪深いものの、気温がぐっと上昇し、春の足音が聞こえてきた2月21日(木)、JICA研修員7名が千歳市立北栄小学校を訪問しました。今回訪問したのは、「観光開発による地域活性化-北海道の地域ブランド化とマーケティング」コースのコソボ、モンテネグロ、ボツワナ、ドミニカ共和国、チュニジアの5か国7名です。子どもたちに会えるこの日をとても楽しみにしていました。
自己紹介はばっちり成功です。
朝から日本語での自己紹介の準備に余念がない研修員。到着後、自己紹介をする予定です。学校へ向かうバスの中で何度もお互いに確認をしていました。
学校に到着すると、素敵なウエルカムボードが飾られており、研修員の皆さんは大喜びで写真を撮っていました。なんと全校生徒が集まってくださり、歓迎セレモニーを行ってくださいました!1年生が研修員を迎えに来てくれて、手をつないで入場。大きな拍手で出迎えていただきました。緊張した自己紹介も、とても上手な日本語で話すことができました。
続いて、「研修員○×クイズ」。1人1問クイズを作って、発表します。「ボツワナにトラはいない。○か×か。」「ドミニカ共和国はアフリカの国である。○か×か。」子どもたちは正解すると、ピョンピョン飛び上がって歓声をあげていました。それぞれの国の様子がわかる楽しいひと時でした。また、北栄小の皆さんは、各学年ごとに歌や、よさこいソーランなどの発表演目を準備してくれました。子どもたちの一生懸命のパフォーマンスに、目を細めて魅入る研修員の皆さんが印象的でした。
説明を一生懸命英語でしてます。
はさみ将棋 特別ルール版実演中
セレモニーの後は、6年生がオセロ、かるた、書道、空手、あやとり、将棋といった6つの日本文化体験ブースを準備してくれました。いずれのコーナーもしっかりと説明を英語で考えてきて、一生懸命説明してくれました。その気持ちが伝わって、研修員も真剣に聞き入っていました。書道では、自分の書いた文字と気に入った漢字をうちわに書いてプレゼントしていただきました。研修員の皆さんは、大切そうに持ち帰っていました。
給食交流では、1人1クラスずつ分かれました。今回、研修員の皆さんは魚や米飯もある給食に挑戦。「おいしいです」と顔をほころばせていました。
楽しい時間はあっという間に終了し、給食後はもう帰る時間です。昼休みには、サイン会のごとく子どもたちが列をなし、研修員もスター気分です。すっかりうちとけた子どもたちとのお別れは名残惜しく、玄関先までお見送りに来てくれる姿も見られました。研修員にとっても、心にのこる1日になったようです。
今回の訪問では市民ボランティアの皆さんの姿もありました。学校関係者の皆さん、そして市民のみなさんの協力なくして実現しないことを改めて感じた訪問でした。