酪農学園大学とJICA海外協力隊(大学連携)に関する覚書を締結しました

2019年8月29日

酪農学園大学 竹花学長(右)とJICA北海道 斉藤所長(左)

ウガンダでのプロジェクトの様子

ウガンダでのプロジェクトの様子

ウガンダでのプロジェクトの様子

酪農学園大学およびJICA関係者

独立行政法人国際協力機構(JICA)と酪農学園大学は、8月21日(水)に北海道江別市にある酪農学園大学にて、ウガンダ国における安全な牛乳生産力の向上支援のために学生等を青年海外協力隊として派遣する連携覚書を締結しました

酪農学園大学は、2016年から2019年にウガンダ国にてJICA草の根技術協力事業「ムバララ県安全な牛乳生産支援プロジェクト」を実施してきました。

このプロジェクトは、ウガンダ南西部ムバララ県の農家を対象に衛生的搾乳方法の指導や牛の栄養・繁殖状況の改善などを行い、牛乳の安全性および生産量の向上を目的としたものです。

今年の9月にプロジェクトが終了するにあたり、今後は酪農学園大学の学生等を青年海外協力隊として派遣し、プロジェクトで構築された技術のさらなる発展を目指します。

署名後、JICA北海道の斉藤所長は「草の根プロジェクト終了後、時間をあけずに協力隊を派遣することにより、持続性の高い連携案件のモデルケースとなる。今後も双方により良い連携方法を探っていきたい。」と語りました。

また、酪農学園大学の竹花学長からは「ウガンダへの酪農分野における支援は、本学の理念でもある『健土健民』の体現でもあり、SDGsの理念にもかなった活動である。これまで本学から多くの協力隊を派遣してきたが、ぜひ今後も協力関係を続けていきたい。」とお言葉をいただきました。 

≪参考≫
 酪農学園大学は、実学教育を基本とした「農・食・環境・生命」の発展を通じた国際協力を推進している。これまでにも300人以上の青年海外協力隊を派遣、さらにJICA研修員受入事業では、日系研修や課題別研修などの受入を行っており、地域の発展と世界の平和に貢献する人材育成に力を入れている。