高校生国際協力体験プログラム開催されました!

2019年9月18日

8月9日、高校生国際協力体験プログラム「つながろう!SDGs!~北海道から世界へ、世界からわたしたちへ~」が開催されました!

高校生を対象として年に2回行われている本プログラムは、国際協力に対する理解を深め、JICA北海道(札幌)が行う事業をより広く知っていただくことを目的としたプログラムです。
今回のプログラムは、SDGsにスポットをあてました!

ワークショップ「SDGs de 地方創生カードゲーム」

街づくりプロジェクトの達成に知恵をしぼる!

当日はあいにくの雨でしたが、23名の高校生たちが参加しました!

オリエンテーション後にまず行われたのは「SDGs de 地方創生カードゲーム」。
 
このゲームは、参加者が【行政】や【市民】、【NPO法人】などの役になり、様々な視点からSDGsの考え方を地域の活性化に活かし、みんなで持続可能な住みよい街づくりを目指すゲームです。
ゲーム開始後、ゲーム内のいろいろなプロジェクトの達成に向け動き始めます。声を掛けあい、交渉し、協力しあい、時に決裂(!?)したり、と大盛り上がり。読めないまちづくりの行方に一喜一憂していました。最終的にはほとんどのグループが目標を達成。まちづくりには課題を残しながらも、達成感ある高校生たちの顔を見ることができました。

JICA研修員とのランチ交流

一緒にお昼ご飯を食べてすっかり仲良し!

お昼ご飯は、それぞれのグループに当センターに来ている研修員のみなさんがゲストとして加わってくれました。

スリランカ、ネパール、イラク、アゼルバイジャン、スーダンなど様々な国からの珍しいお客様に、照れている学生、なんと話しかければいいか戸惑っている学生、ここぞとばかり英語で話しかけていく学生、反応はいろいろ。
たっぷり時間はあったはずが、最後はみな時間が足りないといった様子で、別れを惜しみつつ、ランチを終えました。

地球ひろば体験

地球案内人による地球ひろばツアー

好評をいただいている「ほっかいどう地球ひろば案内ツアー」にこのプログラムでも参加してもらいました。
 
地球案内人からの、世界で起こっている問題、課題などの話に耳を傾けました。
展示コーナーでは、途上国の一日分の食事の展示の前で考え込んだり、水やトイレの問題に関心を示したりしていました。
中でも各国のSDGsの達成度にはとても驚いていた様子でした。日本の達成度を目にした時には、大きなどよめきが起こりました。
 
※こちらの展示は当センターでいつでも体験することができます!

青年海外協力隊体験談

協力隊体験談。知らない国の知らない生活に何を思う?

続いては青年海外協力隊OG安達弓華さん(ボリビア・映像)による体験談を聞いてもらいました。

青年海外協力隊の2年間に興味津々の様子で、日本ではありえないエピソードの連続に目を丸くしました。
安達さんが作った「ボリビアで活躍する隊員たちの映像」には身を乗り出す学生も見られました。海外で活動してきた協力隊員の姿は彼らの眼にどう映ったのでしょう。

グループワーク

そして発表、ちょっぴり緊張?

大詰めはグループワーク。今日一日の集大成ともいえる活動です。

地方の課題や世界の課題について考え、それに対して私たちはどうアクションしていったらいいかをグループで話し合い、発表するというタスクが出されました。彼らが目を向けた課題は、食品ロス、環境、ゴミ問題など様々でした。大人だって簡単とは言えないこのタスク。グループのみんなで頭をひねり考え、意見を交わし、ぶつけ合いました。最後は、グループそれぞれが考えた課題に対し、それぞれのアプローチで発表してくれました。

一日かけてのプログラムでしたが、みんな最後まで元気に頑張りました!
このプログラムをきっかけに、「私たちができる取り組み」を考え、深めていってもらえたら嬉しいです。