(一社)滝川国際交流協会が第15回JICA理事長賞を受賞されました。

2019年10月29日

10月8日、「JICA理事長賞」の表彰式がJICA市ヶ谷ビル(東京都新宿区)国際会議場で開催されました。
15回目を迎えた今年は、58の団体と個人(団体22、個人36人)が受賞し、北海道からは、一般社団法人滝川国際交流協会、帯広商工会議所/(株)とかち製菓、(株)十勝毎日新聞社、米倉進様(帯広市農業振興公社 農政アドバイザー)が、受賞されました。
この賞は、途上国の経済・社会の発展や人々の福祉・教育の向上などに寄与するとともに、日本の国際協力の評価を高めるなど、他の模範となるような著しい功績を収めた団体、あるいは専門家などの個人の功績に対し贈られるものです。
ここでは、一般社団法人滝川国際交流協会をご紹介いたします。

JICAと共に事業を始めて25周年の節目での受賞

北岡JICA理事長と水口典一会長

第15回JICA理事長賞受賞の皆様

一般社団法人滝川国際交流協会では、1995年から青年招へい事業(スリランカ)の受入を開始し、その後も継続的に研修員・青年研修の受入れを行っていただいています。また、2000年に北海道初となったアフリカ・マラウイでの草の根技協案件(地域提案型)を実施しました。その後も、国別研修(ブータン、ベトナム)、課題別研修などの研修員受入にも積極的に取り組み、カンボジア(2012~15)、モンゴル(2017~20)でも草の根技協案件(地域提案型)を実施し、2019年からは、モンゴルにて新規の草の根技協案件(パートナー型)の実施も計画いただいています。
 滝川で研修を受けた海外から来日する研修員は、研修内容のみならず、一般家庭でのホームステイや市民との交流イベント、街角での対話などを通じて、市民の温かい「おもてなし」を感じ、「TAKIKAWA」のファンとなって帰る研修員も多いとお聞きしています。

 滝川では、前田康吉市長並びに滝川国際交流協会が中心となり、市を挙げて国際交流事業を進めており、滝川市が持つ日本でもトップレベルの農業技術や農産品の加工技術を利用した協力を進められています。また、「心」と「心」を通じさせる支援を行っています。研修員への技術協力のみならず、滝川市民に対しても、自らが持つ高い農業技術への自信を取り戻し、さらに技術を向上させるという自己研鑽への意識変化をもたらすことにも配意されています。滝川高校スーパー・サイエンス・ハイスクール、滝川西高校スーパー・グローバル・ハイスクール・アソシエイト認定は、滝川が取り組む国際化への効果をあげられた一例となります。

 一般社団法人滝川国際交流協会は、滝川市と車の両輪となり、JICAと協同し、このような双方向の関係づくり、Win-Win関係の構築を進め、国際協力と国際交流を進めています。