研修員の学校訪問【北海道千歳高等学校】

2019年10月30日

2019年10月9日、JICA研修員が北海道千歳高等学校を訪れました。今回は「道路維持管理(B)」という研修コースで、アフガニスタン、モンゴル、ミャンマー、パキスタン、タイ、イラクの6ヶ国から8名の研修員が参加しました。

アンバサダーがお出迎え

学校に到着するとすぐに「アンバサダー」となった生徒がお出迎えをしてくれました。最初は、緊張の面持ちで担当の研修員に声をかけていましたが、すぐに打ち解けた様子で、一緒に写真を撮っていました。

国際教養学科の生徒の皆さんによる日本文化やアイヌ文化、千歳の歴史についてクイズを交えたプレゼンテーションで交流が始まりました。
続いて研修員が自国文化や観光地のプレゼンテーションをしました。国ごとのブースに分かれ紹介をしましたが、事前に生徒の皆さんがそれぞれの国の基本情報を調べ、ポスターを作成してくれていました。研修員は大感激で写真を撮ったり、ポスターを活用しながら自国紹介を行っていました。その他にも、研修員が着用している民族衣装の説明をしたり、各国のお菓子を持参したりと様々な方法で紹介してくれました。

高校生の柔軟な発想としっかりとしたプレゼンに驚き!

午後からは3年生が地域の方々と取り組んでいる「千歳バーガープロジェクト」についてプレゼンテーションをしてくれました。千歳市が道内の生産量一位を誇る鶏卵を使用したハンバーガーを紹介してくれました。中にはアイスクリーム屋さんとコラボレーションしたデザートハンバーガーなどユニークなものもあり、研修員は生徒たちの柔軟な発想でできたハンバーガーに興味津々の様子でした。
続いて英語部の皆さんが千歳観光プランについてプレゼンテーションをしてくれました。アイヌ文化を体験するプラン、支笏湖でアウトドアができるプラン、高校生のガイドで千歳市内を周るプランとこちらも地域性を活かした提案がなされ、高校生とは思えないしっかりとした提案内容と、作りこまれた資料に驚いていました。

あっという間にプログラムの終了の時間となりました。最後は研修員も生徒も名残惜しいようで、写真撮影大会となっていました。アンバサダーの生徒の皆さんも最後までお見送りに来てくれ、車が見えなくなるまで手を振ってくれていました。双方にとって思い出深い一日となりました。