JICA研修員が【北広島市立東部小学校】を訪問しました!

2019年12月20日

【画像】 2019年12月9日、JICA研修員が北広島市立東部小学校を訪れました。今回は「道路維持管理(A)」という研修のコースで、キルギス、モルドバ、タジキスタン、ウクライナ、ウズベキスタン、トルクメニスタンの6ヶ国から7名の研修員が参加し、5年生と交流しました。

お出迎えとアイスブレイク

ボールのゲームで自己紹介

 学校に到着すると、お出迎え担当の児童が「ダブロー パジャーラヴァチ!(ロシア語でようこそ)」と元気よく挨拶してくれました。今回はロシア語圏の研修員ということで、子どもたちもロシア語の挨拶を覚えてくれたようです。
 子どもたちに連れられて交流会の会場に到着。まずはアイスブレイクの自己紹介ゲーム。グループごとに輪になって、ボールを回します。音楽が止まった時にボールを持っていた人が自己紹介をする、というルール。最初は緊張していた子どもたちも、すぐに笑顔になりました。

学校探検に出かけよう

ピアノを披露する研修員

 次に、子どもたちが研修員を連れて校内を案内してくれました。図書室、家庭科室、体育館と巡りましたが、研修員は日本の小学校に興味津々の様子。特に教室や廊下に展示されているたくさんの絵画や工作に「すばらしいね」と声が上がっていました。音楽室では子どもたちが学芸会の器楽演奏を披露し、お返しに研修員がピアノ演奏を披露する一幕もありました。

盛りだくさんのプログラムで交流

一緒におはじきをやってみよう

すばらしいおもてなしに感謝の言葉を述べる研修員

 交流会会場に戻ってからも、さまざまな交流プログラムが続きます。
 けんだま・あやとり・おはじきなど日本の遊びを一緒に体験する時間では、研修員があやとりに夢中になったり、子どもたちのけんだまの腕前に驚いたり、大いに盛り上がりました。
 研修員による国紹介の時間には、子どもたちにとっては初めて話を聞く国も多く、集中して耳を傾けていました。美しい自然や、街並みの写真には「きれい!」と反応もありました。その後の質問コーナーでは、「日本の食べ物と自国の食べ物のちがいは?」「日本で一番おどろいたことは?」「好きなスポーツは?」「発表で出てきたトルクメニスタンの大きな犬はどんな種類?」など、たくさんの質問が出ました。

 半日の交流を通して、子どもたちにとって海外の国々に興味を持つきっかけとなったようです。

 お昼は学校給食をみんなでいただき、昼休みには子どもたちが校内の掃除をしている様子も見せてもらいました。そして、あっという間にプログラムの終了の時間に。さようならの会では研修員から感謝の言葉、東部小学校の教頭先生からもあたたかいお言葉をいただきました。そして最後まで進行してくれた5年生の司会担当グループのみんな、おつかれさまでした!

 最後は研修員も児童も名残惜しいようで、まるでスターのようにサイン会となっていました。見送りでは列になっての盛大に送り出してくれました。研修員は身に着けていた民族衣装の帽子を記念のおみやげとして学校に渡すなど、双方にとって思い出深い一日となりました。