高校生国際協力体験プログラム【冬の合宿編】開催報告

2020年1月23日

二日間を共にした仲間と!

JICA北海道(札幌)では、夏と冬に高校生を対象とした国際協力体験プログラムを開催しています。
1月9日~10日は、「ホップ・ステップ!青年海外協力隊への道」とテーマを掲げ、2日間の合宿プログラムを企画し33名の高校生たちが参加してくれました!

青年海外協力隊の訓練からプロジェクト立案を疑似体験!

高校生国際協力体験プログラムを合宿形式で行うのは3年ぶり。
南は倶知安・ニセコから、北は旭川や音威子府からと北海道内様々な場所から高校生が集いました。
初めて出会う2日間の仲間たち…最初は緊張の面持ちでしたがアイスブレイクを重ねるごとに笑顔が増えていきました。
プログラム1つ目は青年海外協力隊の訓練を疑似体験。
青年海外協力隊の訓練の要といえば、様々な講義と語学講座です!
高校生たちには「プチ語学訓練」ということで、ポルトガル語訓練を体験してもらいました。
自己紹介交流を通して、ポルトガル語が一気に身近に感じられたのではないでしょうか?

語学訓練の後は、2日間を共にする「生活班」に分かれ活動を開始しました。
2日間のメインとなる活動は「挑戦!青年海外協力隊~ナブの生活~」というワークショップです。
アフリカのとある国に暮らすナブさんの生活から、現地の課題やニーズを分析しグループごとに活動計画を立てることが目標です。
高校生たちは、会場内の青年海外協力隊経験者へのインタビューやほっかいどう地球ひろばでの情報収集をもとに、グループのメンバーでじっくりと話し合いを深めていました。

初めて出会う仲間と「国際協力」について話し合う2日間

笑顔でラジオ体操

発表が終わってほっとした表情

夜は北海道大学新渡戸カレッジアドバンスドフェローゼミの学生たちとの交流や地球の反対側パラグアイで活動中の青年海外協力隊員とのスカイプ中継も実施。
夜遅くまでの活動だったにもかかわらず、時間いっぱい質問が尽きませんでした。

2日目はラジオ体操からスタート!(青年海外協力隊の訓練も毎朝ラジオ体操から始まります。)
朝一番の運動でしたが、みんな笑顔でたのしいラジオ体操の時間でした。

運動後は、昨日に引き続き活動計画づくりのグループワーク、そして青年海外協力隊の体験談が続きます。
青年海外協力隊の体験談は、青少年活動の職種でモンゴルに派遣された佐藤歩さんをお招きし、モンゴル語体験や協力隊活動の苦労、それを乗り越えて感じたことをお話しいただきました。「現地の人と一緒に活動する」こと、「現地の人と同じ目線」で話し合うなど、活動計画を作るうえで大切なポイントを伝えてくれました。

お昼を挟んで、最後は2日間の成果「活動計画」の発表です。
昨日初めて出会った仲間と2日間考えて、議論を重ねて作り上げた活動計画。グループの一人一人が自分の言葉でしっかりと発表を行っていました。
うまく議論の進んだグループ、意見がまとまらずなかなか前に進めなかったグループとそれぞれ進み方に違いはありましたが、発表後はみんなとても良い笑顔で振り返りをしていました。

たった2日間のプログラムでしたが、一緒に国際協力について語り合った仲間同士、別れを惜しみながらのプログラム終了となりました。

次回の高校生国際協力体験プログラムは、2020年8月上旬を予定しています。JICA北海道ホームページでもお知らせしますので、是非ご確認ください。